一人飲み、グループ飲みが満喫できる
★★★★☆
BS−TBSでおなじみの吉田類さんですが、書物でもそのスタンスは変わりません。そこが「飲み助」らしくて好感が持てます。そして、どうしても行ってみたくなります。
本書はまさにそうした本です。確かに、すべてが吉田ワールドのようなベタな居酒屋ではないのですが、それでもやはり「行ってみたい!」と思わせるのは類さんの才能といっていいでしょう。もちろん、行ってみて、ちょっと違うかなという店もありますが、そんな違いを吹き飛ばしてくれる店選びになっています。
コラムもバッチリ、吉田ワールド。新たな店をまた紹介してもらいたいものです。
東京近郊の立ち飲み所を知るには最強のガイドブックだと思います。
★★★★★
内容は、吉田さん自身が東京近郊にて2カ月弱で約100件回るという強行軍にて取材(一時期、放浪記で吉田さんが辛そうにみえたのはこれの影響・・?)した立ち飲み店の中から厳選した72件について、吉田さん自身が一軒一軒解説、コメント、更にはメニュー、値段、電話番号、営業時間、定休日、アクセス方法、地図まで載っており、これぞまさしく吉田ワールド全開な、恐らく東京近郊で立ち飲みのお店を探すには最強のガイドブックになると思います。
また写真もたくさん掲載されており、お客さんの埋もれて、そっと写ってる吉田さんを探すのも“ウォーリーを探せ”みたいで、なんだか和みます。
ただ、やはりこの本にも吉田さんの私生活等の記載はないので、そういうのを期待する方には“酒場歳時記”か“酒場のオキテ”をお勧めします。
それとあくまで東京近郊のみの紹介なので、他府県で行く機会、興味のない方、吉田さんマニアというほどでもないという方には、あまりお勧めできません。
飲み過ぎてしまいそう!
★★★★★
立ち飲みファンとしてはかなり「危険な本」である。
この本のお陰で行きたかった店の事前情報が掴めただけでなく、
紙上体験をしたことでさらに行く気が増してしまった。
取材も丁寧にしていて、臨場感があるのがいいねぇ。
吉田さんの出演しているBSの番組は欠かさず見ている。
取材とは思えない位に、店にすっかり溶け込んで
本当に美味しそうに飲んだり、食べたりしているのは、
この本も同じで、思わず行きたくる店が本当に多い。
こうした誘惑に負けてしまうそうな「危険」な本である。
まあ、そういった誘惑なら負けてしまうのも一興だろう。
とても実用的な本です。
★★★★★
文章で店の中が見えてきます。写真もおいしいにおいがしそうで生唾ごっくん。
和風・洋風・コスト・メニューがグラフになっていて、何より「女性1人OK度」が一目でグラフで見られるのがありがたい!
臨場感があって、そのお店の中はもちろん、店周辺の雰囲気まで伝わってきます。
コラムもおもしろいし、分かりやすく的確なのでかなり実用的、かつ楽しい本です。
海外旅行ではまったバルみたいなお店、やっぱり食べたい和食の数々、付箋でいっぱいになりました。
ガイドであって
★★★★☆
この本はガイド本によくあるような、解説と写真をまとめたスタイルではない。
そういう意味ではガイド本らしくないガイド本かもしれない。
私が感じたのはこの本の体温。それにつきる。そう、ベタな表現だがきちんと著者の熱がこの本には閉じ込められているのだ。
読めば読むほど、あぁ、本当にこの方は立ち飲みが好きなんだろうなと心から感じる。
なにより、掲載されてるお店のスタッフやお客さんの顔に嘘がない。
これはとても貴重なことだと思う。
私がこの本を手にとったのもその種の熱を感じたからだと思う。立ち飲みは一度も体感したことがなかったが、この本に出会って実際友人と行ってしまった…
熱って伝染する。
良い本です。
ガイド本とジャッジするより、読み物として読んでみてください。