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The Kitchen God's Wife

価格: ¥1,121
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: HarperPerennial
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不思議なエネルギーが湧いてくる、サディスティックな、一冊 ★★★★★
中国系アメリカ人と結婚しアメリカ人になった中国人女性、Weiwei。時代はいわゆる戦前、戦中、戦後以降。中国。彼女は裕福な商人の娘として育ち、最初の結婚をする。執拗なまでにサディスティックな夫との絶望的な結婚生活に、戦争や急激に変わる社会情勢が加わる。大切なものが次々に失われてゆく中で、彼女が決して放さなかったのは、希望。やがて夫から、日本軍から、共産党から逃れてアメリカへと渡る。物語そのもののおもしろさに加え、当時の中国の独特な結婚制度や生活習慣、迷信(?)などを見るのがとても興味深い。
英語も難しくないので、作者の言葉の感覚や話の雰囲気をより親しく楽しむためにも、原書がおすすめです。

それにしてもその後、何につけ、Ai ! とか Oyo ! とか叫ぶようになってしまったのは私だけでしょうか...
パール ★★★★☆
ジョイ・ラック・クラブとは違ったエイミィ・タンの作品。彼女の作品は本当に親子愛を描くのがうまいなと思います。作者はチャイニーズ・アメリカンですが、世代ごとの親子関係や時代、心の葛藤をよく捉えていると思います。あらゆる世代の人に読んでほしい素晴らしい作品です。
ため息をつかずにはいられない ★★★★★
最初、この物語の世界になじめなかったのですが、
一度入り込んでしまうともう止まりませんでした。

ある意味、残酷かつ悲劇的なお話でありながら、読み進むうちに
主人公をはじめとする女性の強さ、たくましさ、勇気に感嘆させられます。
読み終わって、ため息をつかずにはいられませんでした。
「いい意味で」イライラさせられ、やるせなくなる。
そしてまた読み返したくなります。
淡々と涙を誘う ★★★★★
比較的平易な英文で淡々と物語は進んでいく。物語の大半は母の戦時中の体験を語ってゆき、最後に家族の秘密を解き明かし、母娘の若いへとつなげてゆく。戦前の中国人女性の置かれた社会的立場や戦争中のエピソードなどを綴ってゆくのだけど、最後に非常に心に残るシーンが待っている。この描写は、ぜひ原文の美しい表現を味わってもらいたい。
Amy Tan の作品の中で最も読みやすく面白い ★★★★★
「面白い」と言えば不謹慎かもしれません。しかしページをめくることをやめられない。アメリカの小説宣伝文句的に言えばまさにpage turnerな一冊であり、「いやらしく」言えば英文スピーチという日本にはない商売で儲けた彼女ならではの一作です。モデルは彼女の実母ですが、そんなことは関係なくどんどん読めてしまいます。私は原書の後に日本語訳も斜め読みしたのですが、この作品は絶対に英文で読むべきですね。日本語訳で読むと主人公であるAmy Tanの母親をモデルにした人物像がうまく伝わらない。邦訳の限界ですね。建国前の古い中国にの風習、妾、男尊女卑、そしてそれとは対照的にアメリカをつなぐ中国からの最後のアメリカ行きの船。それに乗り込むまでのAmy Tanの実母をモデル女性とした話は、まさにスペクタクルであり一気に読めてしまいます。日本女性に読んで欲しいと切に思いますね。小金をためて英語圏にあこがれて渡航していい加減な生き方をしてる女性多いからね。