実践的。
★★★★☆
毎日苦しくて、苦しくて、どうして自分ばかり・・・・と泣いている人には
前著「自分と向き合う本」を読んでほしいと思います。
自分の苦しさの原因がはっきりして、
これからの人生を前向きに生きていきたいと、少し元気がでてきたら
こちらの本をおすすめします。
人間関係を作っていくうえで、うまく自分の気持ちを表現する技術を
実践的に教えてくれます。
自分がダメなのではなく、育ってきた環境のために気持ちを押し殺し
自分を表現する訓練の場が与えられなかっただけだと、今は思えます。
とてもわかりやすい本
★★★★★
「アダルト・チャイルドが自分と向きあう本」
の姉妹本です。この本を先に読んでももちろん役に立つと思います。
大切な人へのプレゼントにもおすすめです。
本書によると、回復のプロセスに
危険な人は以下のような人で、
心理的、(可能なら)物理的距離を大きくとるのがよいようです。
・ 自尊心を傷つける人
・ 完全を要求する人
・ 責める人
・ 思い通りにコントロールしようとする人など
私にとっては母親とか(一部の)教師を思い出します。
(自分自身もこの条件にあてはまるようです)
どういう人と付き合うか(どう距離をとるか)で
自分の将来は大きく影響を受けるようです。
自尊心を高めてくれる人、そのままを受け入れてくれる人、
コントロールしない人、否定しないで話をきいてくれる人などが
助けになるようです。
何かをしようとするときは……
・ 数字(成果)を気にしない
・ 達成しようとしない
・ じょうずにやろうと頑張らない
・ 他者と張り合わない
・ 他人の評価を気にしない
ねばならない(するべきだ)からするのではなく、
したいから、気持ちが良いからするという
スタンスがよいようです。
自分らしさを受入れ、自分の存在そのものを
楽しめるようになるといいようです。
すぐ役立つ!
★★★★★
ほかのこの類の本に比べて、実践的だし、すぐに役立つ内容だと思う。
語りかけ的な優しい平易な文章なので、傷ついている人にも読めると思います。
何よりもいいのは、分析的でないことです。
過去の原因追及や、トラウマの追体験などへの導きがないので、怖い思いや辛い思いをする必要はありません。
今ある現状からどうやって回復したいかを模索している人には、道しるべ的だと思います。
ACから立ち直ることに、原因追求をするべきだと書かれている本がほとんどで、それはある意味大事なことだと思いますが、苦しんでいるときには、さらに追い討ちをかけるので、少し、余裕ができてから、あとで、考えても良いことだと思う。
この本は、それを、することなく、現状を余裕のある状態まで導いてくれる即効性のあるもの。本質を改善するのは、この後でもよい思います。
より自分らしい生き方を探すために。
★★★★★
AC関連の本をひと通り読んで、ACについてよく理解できても、ではどうすれば今までと違う生き方、人との関わり方をすればよいのか、具体的な方法がわからないときに、とても役立つ本だと思います。
健全な人間関係を築くうえで重要な“自他境界”についてや、健康で親密な関係を築くためのプロセスが、簡潔でわかりやすく書かれています。
自分にとってプラスの関係、マイナスの関係が見えてきて、今後、より自分らしい生き方や、人とのコミュニケーションができそうな気持ちになれました。
私が変えられるもの
★★★★☆
他人を変えることはできない。
私が変えられるもの、それは自分自身。
私とあなたは別の人間。別の感情。別の身体、別の人生がある。
そしてどちらも、かけがえのない価値がある。
---この「境界」の基本に気づくことが自分自身の人生に踏み出す
ために大切なのだと著者は記しています。
これは詩と箴言を取り混ぜたワークブックです。
『アダルト・チャイルドが自分と向き合う本』の後編に当たります。