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子どもたちに語るヨーロッパ史 (ちくま学芸文庫)

価格: ¥1,155
カテゴリ: 文庫
ブランド: 筑摩書房
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大人ですが、十分楽しめました。ていうか、むしろ大人向け?  ★★★★☆
フランスの著名な歴史家が、古代から現在までのヨーロッパについてやさしい口調で説き明かす入門書。中学生向けの難易度だそうなので、世界史に自信がない人でも大丈夫だし、親子で楽しめます。博物館に展示された絵の意味や国際ニュースの意味は、歴史的な背景に精通していると、より深く理解できるもの。歴史の知識は日常生活を豊かにする、ということを実感させてくれる一冊です。
暗黒の中世と偉大な中世 ★★★★★
フランス、アナール学派の歴史家として中世研究の重要な著作を数多く送り出しているジャック・ル・ゴフ氏が語る、
中世を中心としたヨーロッパの歴史と展望に関する本です。前半は『子どもたちに語るヨーロッパ』を訳出したもので、
雑誌や昨今の新書のように、小見出し式でヨーロッパについてその大罪も含めて語ります。
歴史的なことはもちろん、現代の統一ヨーロッパについても重点がおかれ、著者がEUを機軸としたひとつのヨーロッパ、
類似しつつも個性を持ち続ける大きなヨーロッパの構想を追い求めていることがわかります。
後半は『子どもたちに語る中世』を訳出しており、子どもと氏との対話形式でヨーロッパ中世を語ります。
「暗黒時代」とも言われたり、逆にアーサー王ロマンスや気高い騎士道、荘厳な大聖堂などの美しいイメージも併せ持つ中世。
ル・ゴフ氏はキリスト教に強く裏打ちされた中世ヨーロッパ世界について、「良いものは残さなかった」と断じる十字軍や、
異教弾圧などの「暗黒」の側面も含めて語り、中世ヨーロッパの人々の日常世界を読者の眼前に現出させていきます。
非常に気軽に読める本書は、高価な学芸文庫に収録されてしまっていますが、研究書や専門書ではなく、概説書でさえもなく、
「ジャック・ル・ゴフに聞く ヨーロッパと中世とは」とでも題したい、インタビュー記事のような物です。
あまりにも内容が空疎すぎる ★★☆☆☆
タイトルに惹かれて購入したが失敗だった。
内容は(1)子供たちに語るヨーロッパ史 (2)子供たちに語る中世
の二部構成になっている。特に一部がひどい。いくら子供に語るといっても、もうちょっと内容があってもよさそうなものだ。ヨーロッパの歴史のほんの薄皮一枚をさっと撫ぜたような内容で、中身がまったくない。空疎で砂をかむ思いだ。
それに比べると二部の中世編は騎士物語、宗教の支配などに重点を置いてあり、一部よりはまだましだ。
しかし、一部、二部共にフランス人である著者のフランスに対するプライドが鼻持ちならない。
また、訳文もたとえば「なぜなら女性は超自然的世界の中に、男性との平等をすすめるための味方(娘たちも若者とまったく同様に守護天使を持ちました)と、女性が多少なりとも劣った条件におとしめられていることを正当化する敵とを、ともに見出していたからです。」などまったく意味不明だ。
「ですます調」の文体で一見やさしそうだが、意味不明ではどうにもならない。
ヨーロッパ史を大まかに知るには大変良い本 ★★★★☆
子どもにはちょっと難しいような気がしますが、ヨーロッパ史を全く知らない人にはとてもいい本だと思います。
簡にして要を得た内容です。

子どもたちに語るヨーロッパ 項目抜粋:
ギリシア人がヨーロッパを発明した
ギリシアという基層。医者がヨーロッパ人とアジア人を診断する
異民族が国民国家のヨーロッパを作った
キリスト教への改宗がヨーロッパへのパスポート

本の後半は「子どもたちに語る中世」で、個人的にはこちらのほうが面白かったです。

第一章 中世
第二章 騎士 貴婦人 聖母
第三章 城塞と大聖堂
第四章 中世の人びと
第五章 権力者たち
第六章 宗教とひとつのヨーロッパ
第七章 中世の宗教的想像界
第八章 文化
まとめ ヨーロッパの誕生
まるで教科書のよう ★★☆☆☆
「中学生から大人まで幅広い読者に歴史の魅力を伝えるとびきりの入門書」というからには、適切な工夫がなされているのだろうと思いきや、単に事実を並べて書いただけといった印象でした。いつ何があって、それを見るにはどこの博物館に行ったらよいでしょう、といった具合ですから。