遅まきながら。 NOT AT ALLが彼等のオリジナルアルバム最後の購入で、同作品は10回も聴いてないままだ。待ってもいいから、オリジナルアルバムのこれだというのが出れば良いと考えていたが、結局解散。問題視すべきは解散(無念)に非ず、無用なベストアルバムリリースだ。酷く失望させられたものだ。ベストアルバムの乱発は、如何なる歌手のベストでも不要だ。大好きなCHAGE&ASKAにこれをされるのは余計に辛かった。 私は勿論購入しない。

SAY YES,YAH YAH YAHはもちろんMan and Woman(個人的にはかなりの名曲だと思います。)など最近の曲(ここ十年ぐらいの曲が多いです。)まで,いい曲がたくさん入っているアルバムだと思います。ASKAさんの声は昔とは違う味が出てきていてとても魅力的です。CHAGEさんの声とのハーモニーもすばらしい。ファン,ファンでないにかかわらず,VERY BEST ROLL OVER 20TH(20周年の時に出たベストアルバム)と,このアルバムは,持っていてもいいと思います。そうすれば,30周年をむかえた彼らの名曲を,かなり網羅できるのでは,とも思います。活動再開の時までCDを聴きながら待っています。

このアルバムを「この愛のために」のシングルverを聴くためだけに購入したファンです。
それ以外の楽曲は既に手元にあるため特に興味があるわけでもありませんでした。
そもそもこのアルバムはシングルベストですしメインはここ最近のアルバムから(?)なので残念ながらファンの食指はあまり動かないと思います（それでも僕みたいに結構買うと思いますが）。

個人的にはこのアルバムは「SAY YES」と「YAH YAH YAH」くらいしか覚えてないけど･･･といった人に是非聴いて欲しいと思います。
きっと拳を突き出して歌ってるイメージとは全然違う二人の姿を知ってもらえると思います。
そして二人の音楽の変遷を感じ取ってもらえればと思います。

とても潔いベスト盤だと思います。過去のベスト盤と曲を重複させたり、DVDをつけたり、活動休止ということを売りにしようと思えばできたはずなのにしなかったのは、二人が自分たちの音楽を大事にしたいという姿勢の表れだと思います。
個人的にはシングルA面扱いだった「NATURAL」「VISION」等はどうなったのかな？という気持ちはありますが、シングルの1曲目を集めたベスト盤ということで納得しています。また、「if」はいい曲なのに今まで隠れた名曲になっていた感があるので、1曲目に収録されて嬉しいです。
1枚のアルバムとしても、バラードあり、ロック曲ありという内容で、C&Aの魅力は十分伝わる内容になっていると思います。

ファンにとってはおなじみの曲ばかりですが、正直、近年のCHAGE＆ASKAの曲はファン以外ほとんど記憶に残らない曲ばかりです。
しかしこのアルバムは、彼らのファン以外の方が何気に手にとってみて聞いたとしたら、きっとこのクオリティの高さに興味を持つことを想像します。そして３０年間の実績を追いたくなるはずです。
この１０年ほど、彼らの活動は地味なものに写っているかもしれませんが、確実にアーティストとして進化していることを証明するアルバムでもあると思います。
CHAGE＆ASKAの活動休止は彼らが個々の音楽を追究するにあたって不可欠な結果だと思います。二人の個性がどこに向かって行くのか、このアルバムを聞いているとある意味彼らの出発点に感じ、方向を示しているような気がします。