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すぐわかる日本の美術―絵画・仏像・やきもの&暮らしと美術

価格: ¥2,100
カテゴリ: 単行本
ブランド: 東京美術
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名作、名品の数々を見ているだけで日本美術の概要が理解できます ★★★★☆
多岐のジャンルにわたる日本美術を体系的に整理し、初心者でも分かるような平易な解説と豊富な図版を掲載した良書だと思いました。
欲を言えばもう少しカラーページが多いとよく分かったのにと思える作品もありましたので・・・。
出来るだけ簡略化し、小異を捨て大同につく編集方針は間違いではないと思いました。

個々の著実においてはもう少し詳しく書いて欲しいものや落ちている作品も散見しましたが、これだけのページ数で収めるのには無理があります。
日本美術入門書としては有用な書籍だと言えましょう。

美術史を俯瞰するのには幅広いジャンルと時代に精通した執筆人が必要になります。特に個別細分化される一方の美術史学会においてそれだけの専門家を執筆に迎えるのは難しいですね。
個々のテーマについて見開きで記す現行の編集方針が一番妥当なのではないでしょうか。
初心者ではありますが ★★☆☆☆
姉妹書の「すぐわかる西洋の美術」が絵画の歴史をさっとなぞるのに丁度よくて楽しかったため、本書も購入してみました。

が、、、本書は今ひとつ俯瞰的な美術の流れが頭に入ってきませんでした。

水墨画の先駆である雪舟の登場が大きく取り上げられていないとか、明治から現代に至るまでの時代が「絵画」セクションの最終項で触れられているだけというのはどうにも合点がいきません。
その割には古代〜中世の仏教絵画の紹介に紙数を割いているのがアンバランスではないでしょうか。

個人的にはやはり明治以降の、西洋の印象派絵画に触発され多くの画家が模索しながら自分流の表現方法を確立していくあたりが一番掘り下げて欲しかったので、なおさら不満が強いです。

絵画、彫刻などジャンル別にセクションを分けたために美術の潮流をぶつ切りに紹介するような感じになってしまったのと、上で述べたような編集上のまずさが合わさって、イマイチなものになってしまったのではないかと思われます。
時代別・主題別の観点で再構成してみては?