インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

冥途のお客 (文春文庫)

価格: ¥551
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
Amazon.co.jpで確認
故人の名誉を傷つける本 ★☆☆☆☆
 冥途のお客とはこの世に姿を現すあの世の人を言うようです。江原啓之氏により著者の今は亡き友人たちが著者のところに遊びに来て語らっている様子を知らされます。亡き友人たちというのは遠藤周作氏、開高健氏、有吉佐和子氏、川上宗薫氏だと言います。著者はこの霊視を信用していますが、勝手に名前を出された有名な故人たちはいい迷惑です。このような形で故人の名声を傷つけるべきではないと思います。
面白くて、一気に読んでしまいました。 ★★★★★
普通で考えたら、おどろおどろしい暗いイメージのする霊の話を、面白おかしく書いてあり、また実際に、私自身の身の上に起きたことと、一致しているので、やっぱり、こういう世界ってあるんだ、私だけじゃないんだ、こういう体験してるのは、と、ほっとした気分になりました。佐藤さんが書かれていることは、すべて事実だと思うし、すごく説得力があり、納得できることばかりで、恐い思いをしてきた私自身にとって、救われるような内容でした。
こういう本を待っていたのだ ★★★★★
書店勤務という仕事柄、本好きなので売れ筋や面白いと聞くとついつい買ってしまいます。売れ筋といっても玉石混交でお金も時間も返して!といった駄作も多々あるので買うのは慎重になり最近では心に響く本を読んでないなぁと読書量の割に何年も心に感銘を受けるといった本との出会いがなく寂しく思ってました。で、何年か前に佐藤愛子先生の「私の遺言」を読んだのですが心に衝撃が走りボロボロになるまで読んで今でも読みたくなり読み返します。まぁ霊とか信じない人には興味ないでしょうが私はさすがにここまで凄い体験はしてないのですがそれなりに不可思議なことがあったので自分の心のモヤモヤや知らない知識などを分かりやすく佐藤愛子先生が軽妙かつパキパキした文章で書いてくださりそうだったのか!とモヤモヤも上手く代弁するように素晴らしい筆力のある文章に仕立ててくださり私の一生本だと感銘を受けました。だから単純につまらない本に当たらず心の糧を増やすような引き込まれる素晴らしい本を読みたいなら佐藤愛子先生の作品にすれば良いと気付きレビューや作品説明を調べたところ何とも惹かれる内容ですぐさま購入しました。実は昨日、仕事帰りに買い帰りに読み始めたところあまりの面白さに止まらなくなり日をまたぎ一気に完読してしまいました。いや〜さすがだ!買って良かったです。大好きな作家さんのあの世からの様子もうかがえて日々生かされてる日常において大切に生きる。また生きていく難しさを痛感しました。最近、異常犯罪が増えたり日本人の質が低下したり政治家もおかしく日本の在り方にみんな疑問をもっているかと思いますが私の遺言の時も思ったのですが難しい時代を生きていく困難さやまた徳の高める重大性も分かりましたが最後のお父様の言葉にゾッとしました。
本当に無害なのだろうか? ★☆☆☆☆
 オカルト的な発言を好んでする方に、あまり否定的な言い方はしないようにしています。彼らが求めているのは事実ではなく安らぎであり、それもまた弱い人間の生きるための知恵なのですから。

 しかしこの本に書かれた事例には、明確に統合失調症の症例でありながら狐憑きと判断されてしまった女性の話が出てきます。
 こういった事例が狐憑きと流布されてしまうことによって適切な治療を遅らせ患者の不利益につながることが、わたしから見ればとても怖いことのように思えるのです。

 最初の方に出てきたポルターガイスト現象でも、霊的な現象と説明することによって問題の物理的解決を遅らせ大きな事故につながるのではないかと考えると、こういう霊的な説明とは、害のない考え方というよりも、明らかな害と言った方が適切なようです。

 どうしようもない事態に陥った時、「我々の知らない霊的な何か」「神様の決められたこと」と考えてあきらめるのは、生きるための知恵ではありますが。
 そうすることによって、問題を解決することを早々にあきらめることの怖さについても考えてしまったのです。
べらぼうに面白い。 ★★★★★
霊界とは不思議な所である。
佐藤氏が経験したり見聞した霊界のお話をエッセイ風にまとめあげた一冊。
これがまた、べらぼうに面白い。
いい人が故にキツネに取り憑かれてしまった女の人。
あの世で飲み会を開く文壇の人たち。
自殺すると暗黒界へ行ってしまうという説。
どこから読んでもどこをとっても読むのに夢中になってしまう一冊である。
また、「私の遺言」とは少し違ったやわらかく、やさしい文体で書かれている。
佐藤氏の文才に舌を巻く次第である。
この本を手にせずして何を取るか。
そのくらい面白い本だった。