活字でリアル体験
★★★★★
活字なのにその場にいるような感覚で読み取れる。
表紙を見たら即購入です。
ただ翻訳がおかしい所が多かった気もします。
ほしくずのスナイパァ〜ン(の多数は猟師である)
★★★★☆
私が興味を持ったきっかけは、ネットにあった、現在の自衛隊のスナイパーぶりのエピソードから。
自衛隊の場合「無駄玉を撃たない」撃てない(?)というような理由で、命中率が凄い!!らしいんですが、
そこから有名な狙撃手のエピソードに行き、この本が出てきて、目次に「伝説の狙撃手」とあるし、人物ごとに纏めてそういうエピソードを読めるかなあ?と思って購入しました。
本書ではライフルなどの銃による狙撃手の話です。
意外だったのは、狙撃手は味方にも何となく嫌われているということです。わりと新しい戦法であることもあり、狙い打ちはズルしてる感じがするらしい…。
スナイパーってーと、ゴルゴしか思いつかないし、狙撃手→すげー人ってことで、どこでも単純にスゲエと思われてる訳じゃないんですね。当然、敵にはひどく憎まれ、捕まったら即殺。
日本軍についての記述は、すごい狙撃手なんか居ないし超ツマンネで済まされてる感じ。狙撃手の本ですから…。でも出版年月を考えると、日本情報は第二次大戦から更新されてないのかな?
期待したシモ・ヘイヘ等の個人別エピソードはあっちにコロッ、こっちにチョロリって感じで、全くまとまってない。気分で合間に出すんなら章立てすんなよと言いたい。ですが尻に人名等は索引があるのでそこから引くことが出来マス。
多数の写真でページ数稼いでる気もするんですが、目次は見開き2ページで、そこは好き。この写真はシモ・ヘイヘ本人?とか…うーん。
歴史的に、戦争において狙撃手という物の有効性が段々認識されるようになって、有能な人物を登用していったらたいていが猟師だったとかそんな感じでしょうか。狙撃という特殊性から、有能な狙撃手には精神面でも落ち着いているとか色々特徴があり、それは軍での狙撃手の選定、養成に生かされているようです。
この著者は白人至上主義者でしょうか?
★☆☆☆☆
文中で日本軍を酷評しています。
人種差別の臭いさえ感じ、読んでいて気分が悪くなりました。
狙撃という単語に反応するあなたにw
★★★★★
非常にスナイパーについて良く書かれています。
・数多くの狙撃銃に紹介
・伝説的なスナイパーの紹介
・スナイパーの歴史
・軍と警察のスナイパーの違いなどなど・・・。
スナイパー好きに限らず
ミリタリー好きの方にもお勧めです。
孤独な戦闘
★★★★★
狙撃手(スナイパー)という戦闘員は、非常に独特の心的傾向を兼ね備えている。狙撃のベストタイミングは長い長い監視期間の中に一瞬にしか訪れない。その絶好のタイミングを逃さないために高い集中力を維持しながら、ひたすら待ちつづける。通常、観測員と射手の二人組で作戦行動は行われるが、警察組織の場合はグリーンライト(発砲許可)が点かないと、クロスヘアー(照準線)にターゲットを捕らえてもトリガーは引けない。軍事組織の場合でも絶好の射点を確保するのに大変な労力を要し、さらにそこで何日も待ち続ける。
ひたすらコンセントレーションを維持しながら待つのである。狙撃は孤独に耐え極めて強固な忍耐力を有する者のみに許される行為なのである。