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タバコ有害論に異議あり! (洋泉社新書y)

価格: ¥819
カテゴリ: 新書
ブランド: 洋泉社
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公平になろうよ ★★★★☆
いい本です。先にガソリンの暫定税率が維持されることに決まりました。しかし、ことタバコになると、税を維持しようという意見が少数にとどまるのはなぜでしょう。上げようとばかりしています。タバコの税を上げるならば、酒、肉、車、いや全ての品の税を上げなければ、不公平です。いづれにも害は多少はあるでしょうから。タバコはニコチン依存という病気だけど、車は社会的運搬手段だという意見があります。が、ならば車を社会的に必要な運搬目的にだけ使ってください。小谷野敦さんの言う通り、「ドライブ」はしてはいけないのです。それから、タバコだけに疫学的推計を書くのもおかしい。酒にも肉にも車にも、全て書いて欲しいものです。そもそも疫学的推計なるものが、いんちきであることは既に「なぜ タバコは販売禁止にならないか」という本で言われています。ひとびとは「科学」と聞くと素直に信じますが、「科学」なるものが、いかに研究者の好悪の感情に左右されるものか、実証されていると言っていいでしょう。もう全体主義は卒業しましょう。公平な社会を作りましょう。
国家が国民の健康に介入する事態の異常性と国家の欺瞞 ★★★☆☆
 今、禁煙/喫煙という差異を利用した商売が爆発的に増えつつある。
それだけ煙草に関する言葉は人々の欲望を刺激してやまない。

 確かに煙草に関する情報量は一昔前と比べれば格段に増え、インターネットという環境がその事態にさらに拍車をかける。かつてのように特定の権力を有したメディアが発信した数少ない情報で物事に判断を下すという事も少なくなった筈だ。しかし人々が膨大な情報の中から取捨選択した情報を比較考量した上で真実に迫っていくという事態には至らず、かえって人々は何が真実なのか判断が難しくなり混乱したため、真実に迫るというよりも、自分とって都合の良い情報にしか耳を傾けなくなった。愛煙/嫌煙という対立はまさにこれらを象徴している問題である。

 ところで人々を幻惑し対立させる、禁煙利権(禁煙の成功術!禁煙グッズ!etc)の類や、喫煙利権(煙草=有害はデタラメの類、etc)の類に寄生する、禁煙/喫煙、愛煙/嫌煙、真の情報/偽の情報という落差を生きる連中がイキイキしているのは煙草の所持や喫煙がいまだに合法だからであり、違法(麻薬と同等の取り扱い)にしてしまえばそもそもそれらの商売や対立は立ち行かなくなる。ということはこれらの問題は国が違法化しないがゆえに発生する虚偽問題だと言わざるをえない。

 国家は表向きタバコを人体の健康に有害なものと見做し、国民の健康に介入するような広告戦略をとりながら、内実その人体に有害かもしれない物質をいまだに麻薬指定していない矛盾を一刻も早く改めるべきである。

おかげで禁煙できました ★★★★★
権利論や文化論としてのタバコ擁護論ではなく、道理としてのタバコ擁護論
なんて言っているけれど、学者先生が二人も揃って科学的根拠を示さずにいきなりの主観的持論展開が笑いどころ。
余りにお粗末じゃないか。
しかもタバコの有用性について語りはするが、ニコチンの効能が少し説明されるだけでタバコである必要はない。

タバコを吸う吸わないは自由だし一部の嫌煙家が騒ぎ過ぎな感は否め無いが、コレはないわ。

無理が有りすぎて逆にタバコがアブナく見えてくる。
反対の考え方を押し潰す社会 ★★★★★
本来喫煙するかどうかは自己責任の問題であるし、飲酒、カフェイン(心臓病に良くないという研究結果がある)、高カロリー食品なども同様である。
ただ、喫煙の場合は受動喫煙の問題があるので、分煙までは必要であろう。

しかし、分煙すら認めず、全面禁煙を主張するのは、自分と反対の意見を持つ人を認めず、単に自分の意見を押し付ける自己満足のためと言われても仕方ないと思う。
このような風潮が、社会の多くの人に蔓延するのは、広義のファシズムであろう。

そして、もっと怖いのは、禁煙運動を批判する事それ自体を、悪であると決め付けたり、そのような意見を出版した者や、掲載したマスコミを抑圧しようとする傾向である。
言論の弾圧は、まさにファシズム以外の何物でもないし、そんな前例が喫煙以外の分野に広がり、国家によってそれが悪用される事は時間の問題であろう。
そんな「美しい国」など、私は真っ平なのだが、どうだろう?

「喫煙の害」と称する統計には、よく見ると客観性や中立性に疑問のあるものが多いのだが、仮に百歩譲ってそれらの統計が全て正しかったとしても、分煙すら認めない風潮や、言論の自由まで抑圧しようとする傾向を正当化する事にはならない。
やめられない人の言い訳ですね(--; ★☆☆☆☆
やめられない人の「言い訳」やめろという人への「いいがかり」以外の何物でもないと思います。
まあ、喫煙者が禁煙しない理由を求めて様々ヨタ話を探してくるのはよくあることですが。
それがニコチン依存症という「病気」です。

まあ、「駄々っ子」みたいなものですよ。
あまりまともに反論するとかえって意固地になるだけ。
実は喫煙者もわかっているのではないでしょうか?

その後、面白いことが判明!詳しくはこちらまで。
http://www.asunet.ne.jp/‾kakehiro/93-65t.html