疾走するアースの最高潮のサウンドがここに!
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アース・ウィンド&ファイアーの活動史における一つの頂点と言えるアルバム。
特にアースのゴキゲンなノリやキャッチーな大衆性を愛するファンにはジャストフィットでしょう。
In the Stone、After the Love has goneといったベスト盤やライブDVDでお馴染みのヒット曲も豊富ですが、
Can’t let go、Star、ライブでも演じられたLet your felling showなど隙間を埋めるトラックの平均点が高く、外れ曲が無いと言えます。
かつ全体を通じた統一感が高いため、アルバムを所有する満足度が非常に高いです。
賛否両論あるのは、巧妙なセールス指向にシフトしたように感じる嫌いがあるのと、
このアルバム以降、行きすぎた大衆性を目指すことで挫折する、その分岐点になっているからと思われます。
アースが好きでこのアルバムを否定的にコメントする人は相当なマニアである可能性が高いと言えます。
自分としては、どちらの意見も分かるが、好きな作品であることには変わりありません。
まだ聴いていない人は聴かなきゃ損、と自信を持って言える間違いのない超名盤です。
挫折前の怖いもの知らずのイケイケのアースの疾走感は、最高に気持ち良いです。
今思えばですが、黙示録という邦題やジャケットが意味深に思えてきます。
絶頂期にありながらこの後の衰退を予言した「黙示録」とも言えますし、
遺跡に新しい生命という絵柄は「衰退」と「誕生」を象徴し
「移り変わり」を表現しているように思えます。
こじつけですが、彼らの持つ神秘性の一つにすら感じてしまいます。
アースの絶頂期??
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さすがブルースペックです。現代の音楽と聴き比べても遜色ない今風のマスタリングになっております。低音の圧もしっかりと出ています。
アースで一番好きなアルバムですが、クレジットをみると、デビットフォスターが参加しており。アース色<フォスター色、というアルバムに仕上がっております。
Earth, Wind & FireのAlbumの中でもとても素晴らしい1枚だと私は思う
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"After The Love Has Gone"や"Boogie Wonderland"が収録されているせいで、何かと評判が悪いこのAlbumだが、私にとっては永遠の名作です。
確かに前述の2曲はDisco Music、Pop Musicに目移りしだしたMaurice Whiteが『売る』目的のためにProduceした曲かもしれませんが
その兆候は既に"September"で如実に表れていた訳ですから、このAlbumを殊更に取り上げて、非難するのは可笑しいでしょう。
それにしても79年発表のAlbumとは思えない程、全ての曲が実に洗練されたMelody、Rhythm、Beatを伴っており、何度聴いても飽きがきませんね。
特に"Can't Let Go"と"Star"の2曲が私は大好きです。
"Can't Let Go"は"September"同様PopでDancable、超売れ線Numberだと思うのに、Single-Cutされず。あぁ勿体ない。
"Star"は出だしのIntro部分が何とも言えない心地の良さを感じるPop Numberで、これまた踊るには充分すぎる程、腰に来るRhythm。
他に"In The Stone"はPercussionとRhythm Guitarが印象的でAlbum Topを飾るに相応しいGorgeousなNumberだし
"Let Your Feelings Show"は軽快なDance Numberで後半のAfrican Rhythmが実に素晴らしい。
8曲目のInst Number"Rock That!"も彼らの曲としては取り立てて素晴らしいと言う程ではないにしても、やはりカッコイイ。
9曲目の"You And I"までのOriginal Album収録曲は文句なし。
但し、Reissue盤から収録された10曲目以降はイマイチです。
ちなみに"Dirty(Junior's Juke)"はどっかで聴いた事のあるNumberだと思ったら、"The Promise"に収録されており
"The Promise"のJacketのCreditを見ると、録音は78年の秋だと記載されているので、どうやら一旦お蔵入りになった曲を無理やり収録したようです。
単純にボートラとして捉えるならば、これはこれで良いかもしれませんが。
かっこいい!
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can`t let goが聞きたくてI AMは購入しようと以前から思っていて、blue-spec CDで出ていたので、ほしい作品だったから購入しました。音質に関しては詳しいほうではないんですが、メリハリが出てるとおもいます。
内容は文句なしの名盤ですねー。モーリスのヴォーカルは色っぽいし演奏もアレンジも当時のディスコやAORの最先端だし、今時代に聞いてもおしゃれな1枚ではないでしょうか?
EW&Fの元から持っているファンク感覚にAORのアレンジはやはり今聞いてもかっこいいの一言に尽きます。
EW&Fにとっての名盤といわれるものは数多くあると思いますが、EW&Fという枠組みをはずして純粋に70年代後半から80年代前半の時代を作った名作の1枚にあげてもいいCDだと思います。
ブギーワンダーがネックか
★★★☆☆
リリース当時は熱狂して聴いていたので★★★★★ですが,今日EWF全てのアルバムで総括すると★★★でしょうか."ブギーワンダーランド"が異質すぎです.彼らのbestですらあの無機質さは浮いてますよね."After the love is gone"も彼らの他のバラードに比べれば,弱っちい感じがします.結局このアルバムが悪いんじゃなくて,これよりももっとすごいアルバムがEWFにはあるという相対評価になってしまいました.