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手紙 (りぼんマスコットコミックス クッキー)

価格: ¥420
カテゴリ: コミック
ブランド: 集英社
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アラサーですが、泣けました ★★★★★
谷川さんの作品は、子供の頃はキライでした。「ヒドイ」と思った内容、キラキラお目目じゃないしとか(笑)
でも、もう30歳を目の前にして、改めて色々読みました。読み終えてあたたかい気持ちに慣れます。
切ない中にも共感できる部分があり、素直に読めて、ホッとします。
きっと、そういう経験をまだしたことのないコや、綺麗な世の中しかまだ見てないコには、「ヒドイ」と思う内容は色々あると思います。
でも、ある程度修羅場や、暗い世界を見てきた人間からすれば、ホッとする漫画が多いです。こういう子がいればいいな、とか、こういうことがあればいいな、とかも思います。
小さな幸せを描くのが、上手なまんが家さんだと思います。 ★★★★☆
本書以外にも、谷川さんの作品は読んだことがありますが、
日常生活の幸せを描くのがとても上手い、と思います。

3話の短編集を収録。
お奨めは、表題作の『手紙』です。

『一人暮らしを始めた大学生の主人公は、
 間違って届いた手紙に、酔った勢いで本人になりすまして返事を出してしまう。

 そんなことすっかり忘れたところへ、先日の手紙のお返事が!
 ニセ息子と故郷のお母さんの、奇妙な文通が始まった。 』

決して派手ではありませんが、心が温かくなります。
3篇とも、どこかであるかもしれない、親しみやすさが好感を持ちました。
理想と現実と。 ★★★★☆
読み終えた後はいつも、
なんとも言えない優しい気持ちになれたり
心をぎゅうっと締め付けられたりする、
谷川先生の作品が大好きで。

この1冊には、言えることが1つある。
これまでの作品よりも、ほんの少しばかり
「現実」が多く含まれているということ。

我が子が心配で、かわいくって、
口うるさくなってしまう母親の気持ち。
親は子どもが元気でいるだけで嬉しいって
ただそれだけなんだってことに、泣ける。

あれだけ通じ合ってると思っていた恋心が
いつの間にかどんどん遠くなっていくことを、
受け入れられるまで、準備の時間は誰だって欲しくなる。
悲しみは突然訪れるときこそ、大きな痛みを伴っては
訳もわからなくなるものだけれど
ゆっくりゆっくり深まるときには、
『あなたと恋をしてよかった』と、
少しくらいは作り笑いで誤魔化せる
余裕を伴わなければいけないんだってことを知って、
下唇を噛む。

大好きだからこそ、負担になりたくはない。
そんなの綺麗事だって、都合のいい言い訳だってわかっているけれど、
彼が遠くを見つめた時に、ふと、心に浮かんでくるこの台詞。
大好きだからこそ、どうしていいのかわからなくなる。
そんな時に自分を、素直な道へと導いてくれる
素直で不思議で温かなポン太との出会いを羨ましく思える。

青空とはっきりとした緑色の葉が思い浮かぶ、
そんな3作品が詰まった1冊。

泣ける!★★★★☆
感情移入★★★★☆
切ない・・・★★★★★
砂糖菓子のようにやわらかで温かで★★★★★

買わなきゃよかった ★☆☆☆☆
表題作だけを読んで「400円損した!」と心の底から思いました。誤って届いた、自分以外の人に宛てた手紙に面白がって返信する主人公。その神経が理解できません。
その手紙を受け取るはずの人、本人に届いていると信じている差出人の気持ち等、微塵も考えてなさそうな無神経な主人公に・・・なんていうか、ものすごく腹が立ちました。
その場で捨ててしまいたい衝動に駆られましたが、あまりに気分が悪いので、この作者の良いところも見つけたくて、他の作品も読んでみました。
一時でも中絶を考えるような登場人物にはやっぱり感情移入できず、イライラしてやっぱり捨てました。ここまで不快になる少女漫画は初めてです。
少しいたい、でもかわいい。 ★★★★★
短編をまとめた一冊。
昔は中高生が主人公の無邪気でかわいいお話が多かった。
ここ数年は等身大なおんなのこと言う感じ。
ソラミミハミングは、もうムリなのに
笑って頑張っちゃう娘がすごくわかる。
個人的にすごく好きな作家さんで、
羨むでもなく、読むたび、いいなぁ〜と思ってしまう。