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EV.Caf 超進化論 (講談社文庫)

価格: ¥700
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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80年代の雰囲気を感じることができる対談集 ★★★★★
私が本書を読んだのは90年代初頭のことだと思う。
当時大学生だった私は知的好奇心を大いに刺激された。
今読み返すと日本が世界最先端で世界ナンバーワンだった当時の
時代的雰囲気が思い出されて懐かしい気分になった。軽薄な印象
のある現代思想はイケイケの90年代にはお似合いだったが日本が
落ちぶれてしまった現在は流行するはずもないだろう。
浅田彰も当時期待したほど大きな仕事をしていないようで残念だ。
今後の浅田氏の活躍に期待したい。
1985〜1986の鼎談集です。 ★★★★★
既に20年前の書籍となってしまったが提起されている問題群は未だ生き続けている筈。
所々に現れる"予言"は気味悪いくらい的中しているかもしれない(例:最終章中の「ネットワークされ閉ざされた一個の脳と化していく世界」)。
この頃の知のトレンドを覗き見る様な感じで御一読あれ。
道化役の村上龍の採算 ★★★★☆
 図書館で借りて とりあえず ざっと読んだところである。面白いので購入する気になった。

 他のレビュアーの方がおっしゃられる通り 村上龍が 幾分素っ頓狂な発言をしている点が面白い。村上もそれを分かっていて本書の発行に合意したのであろうから これは確信犯である。坂本龍一が 幾分 知的に「過ぎる」雰囲気で この幾種もの対談をこなしているのとは対照的だ。

 トリックスターという言葉がある。村上が 本書で目指したポジションは トリックスターという 一種の道化役だったのかもしれない。そもそも 村上龍という作家は 経済やスポーツなどを面白がり 面白おかしく語るという「軽み」が 身上であると思う。その意味で 対談相手として出てくる各界の著名人との対談は誠に面白かったはずなのだ。

 その意味で 一番得をしたのも村上だろうと思う。そんな したたかさは 賞賛できると思う。

学ぶ事は多い。 ★★★★☆
個人的には河合氏との対談が興味深かった。やや時代を感じさせてしまうことは否めないが、彼らの対談によって薫陶を受け、新たな認識が開ける可能性を持った一冊ではないだろうか。
知の財産 ★★★★★
 この本は80年代前半に行われた対談集であるが、ほとんどそのまま現代の問題として読むことができる。もちろん日本がバブルに向かっていく時代のものだからそういう記述はあるが。

 村上、坂本氏のファンならば彼らの考えていることの変化も面白いし、そうでない人も自分の知の世界をもう一段レベルアップさせる足がかりになる。この一冊を読むだけでずいぶん世界が広がるので、もっと詳しく本を読みたい人のために巻末の注釈には書名や出版社もきちんと記載されている。

 最初はちんぷんかんぷんでもなぜか読めてしまうし、何度も読むうちにどんどん面白くなる本。