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カトリック教会のカテキズム

価格: ¥3,780
カテゴリ: ハードカバー
ブランド: カトリック中央協議会
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今を生きる全ての人のために ★★★★☆
カトリック教会のカテキズムこの本(規範版)の作成は、1993年に教皇(当時)ヨハネ・パウロ2世が設置した教皇庁諸省の要員から成る委員会が作業を担当した。その委員会の委員長はヨセフ・ラッティンガー枢機卿(当時・現教皇ヴェネディクト16世)が務めた。

本書の目的は、カトリックの教え全般についての正当な説明を行うことによって、教会が何を宣言し、どのような祭儀を執り行い、どのような生き方をし、日々どのような生活方針をもって祈るべきかをすべての人に知らせること(「大きな喜びをもって」本文 viiiから)にあります。

クレド、使徒信教(信ずべきこと)、主の祈り(望むべきこと)、十戒(なすべきこと)、秘跡(以上全ての生きる場)という基本的4本の柱、キリスト者の生活の土台、教会の教えの総合について余すことなく、詳細に述べられている。招命の段階を問わず、第一に当たる一次資料のひとつとして枢要な本であることは間違いない。

カテキズムも、教会法も、頼るべき霊的指導者に欠ける中で苦しまれているプロテンタストの諸兄弟にも同様に参照にしていただいても霊的に有益である。

さらに日本においては、補完的な資料として検索用のデータベースなどが協議会によって世に出されていくならばなおよいだろう。今後の活用発展に期待する。
カトリックの教えのスタンダード ★★★☆☆
『カトリック教会のカテキズム』は、カトリックの教えを、カトリック平信徒のみならず、他のキリスト教徒や非キリスト教徒にも向けて、包括的に呈示した一書。カトリックに興味を持つ者はすべからく持つべき。
難産の末上梓された邦訳書だが、難点もある。値段が高すぎる。また、こういう総合的な、辞書的な使い方もする本であるのに巻末索引がないのは致命的欠陥である。非常に使いづらい。まじめに「普及」を考えたとはとうてい思えない。改版の際には、ぜひとも値段を半額にし、巻末索引を附して欲しい。