ベスト・オブ・ウェイウェイ
★★★★★
最初は、アップテンポの繰り返しが印象に残ります。「Back to the...」と「冬」。
すべての曲にウェイウェイの短い文章がついていて、イメージが分かります。
文章では「Back to the...」は郷愁と理想、未来と過去、上海と東京という対比で表現されていて、落ち着かない、焦燥感が伝わる曲は、そんなのを表しているのでしょうか。
メロディーを楽しむ曲もたくさん収録。
「空」は一人でつぶやく感じ、「木下で」は語り合う感じ。
「再開の記憶」もピアノとワンツーマンです。
個人的には「ガラスの海」が一番好きです。落ち着いた、ちょっと低い部分もある抑揚を堪能。
「リベルタンゴ」「ヴィラーレ」「アルハンブラの思い出」は有名な曲。
ウェイウェイが歌う「天使の子守唄」は、どこかで聴いたような懐かしい感じです。
元気系「スウィート・アドベンチャー」は躍動感ありありで、もうどんなふうに二胡ひいているのか、ちょと想像がつかなくなってきます。
ドラマ「JIN―仁―」のテーマは、しっとりしつつも、しっかり豪華。
「冬」は尺八と合わせてあって、「リベルタンゴ」はバンドネオンだし、本当に盛りだくさん。
さすがベスト・オブ・ウェイウェイを謳ったアルバムです。
やはり、バイオリンがルーツ
★★★★☆
ウェイ ウェイ ウーさんは、先にバイオリンを習っていたことのもあり、今回もバイオリンの音色に通ずる音を聴かせてくれてますね。ボーナストラックは、あのJIN〜仁のメインタイトル曲、二胡のクレジットは、確か出ていなかったので、あの二胡は、誰?と思われた方がおられたと思いますが、ウェイ ウェイ ウーさんでしたが、この曲に使われる音色は、バイオリン奏法?でなく、二胡本来の音ですね。二胡が入ることにより、広がり、奥行きがでますね。4月からの続編でも引き続き使用してほしいですね。今回のアルバムが、ソニーからの発売により、早くもライブイマージュの出演決定。恐らく、JINのメインテーマ曲もNAOTOさんのストリングスチームとの演奏があり得るかも!