インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

Horizontal (Dig)

価格: ¥2,884
カテゴリ: CD
ブランド: Rhino / Wea
Amazon.co.jpで確認
持ってても、買いです。 ★★★★☆
68年発表のセカンドの「デラックス・エディション」二枚組です。一枚目にはリマスターされたステレオ・ヴァージョンとモノ・ヴァージョンが収録されています。ステレオに関して言えば、音圧が上がって音の細部が明瞭になった印象を受けます。ステレオとモノとを比較すると、ヴォーカルに関しては、コーラスの付け方までわかるステレオに軍配、勢いのある曲での音全体の迫力ではモノに軍配といったところではないでしょうか。しかし、これはそもそもが好みの領域に属することで、最初にこのアルバムを何で聴いたかも大きく影響するでしょう。二枚目のボーナス・ディスクは今回この体裁で発売されたサードまでのアルバムのいずれもがだいたい13、14曲、約40分弱といったところです。内容については多少不満で、94,5年頃、「ブラザー・ギヴ・ミュージック」なるブートのレーベルが三枚のCDを出し、それとモーリスが亡くなったあと、便乗商品のようで不快でしたが、やはりどこかのブートのレーベルが二枚組を出して、少なからぬビージーズの(心ない、と評する向きもあるとは覚悟しています)ファンが今回のボーナス・トラックの、たとえば「Mrs.Gillespie's Refrigerator 」や「Deeply, Deeply Me 」といった未発表曲をそれらのCDで耳にしているはずです。たしかに初めて聴いたヴィンス・メロニーのギターから始まる「Out of Line 」や、彼らの歌声で聞けて嬉しい「 Medley: Silent Night/Hark the Herald Angels Sing」は心から楽しめます。しかし、どこででも聞ける「ワーズ」(個人的に最も好きな曲ではありますが)などを収録するくらいなら、というよりアルバムからのシングルは収録してもよいので、なぜCDの収録時間ぎりぎりまで他の未発表曲やテイク違いを入れてくれないのかという疑問を拭えません(「オデッサ」の三枚組のボーナス・ディスクはそのへんが改善されたようです)。また、ライナーには彼らのファンの拠り所のひとつであるチャート・アクションや、このアルバムの曲で他のアーティストにカヴァーされたもの一覧(日本盤の「アット・ラスト」のアナログのブックレットに付いていたようなものです。僕はそれでホセ・フェリシアーノの名前や、エルヴィスによる「ワーズ」のカヴァーの存在を知りました)を載せてくれると、ここからの展開が開けてもっと楽しめたのではないかと思います。
オーティス・レディングに歌ってほしかった ★★★★★
このアルバムはバリー・ギヴの歌唱力を聴くアルバムです。そしてそのバリーの「レモンは忘れない」「変化は起こった」を聴いていると、ロック・シンガーというよりはソウル・シンガーを想像してしまいます。かつてバリーは『ファースト』におさめられた「ラヴ・サムバディ」を「オーティス・レディングのために作った」と言っていますから、影響されているはずです。「ワールド」「ホリゾンタル」は60年代からはみ出しそうなスケールの大きい曲。「バーディは言う」もふっと口ずさめる好きな一曲です。「そして太陽は輝く」はロビン・ギヴのリードですが、彼の才能を期待するには次のアルバム『アイディア』まで待ちましょう。
ジャケットのデザインはGOOD! ★★★☆☆
ジャケットはとてもイギリス紳士らしく品があって良いのに内容的にはイギリス・デビューの鮮烈さに比べるとやや力んでしまった感がある。全体的に作りが重いと思う。楽曲としては「ワールド」「そして太陽は輝く」「シンシアリー・リレイション」「バーディは云う」「レモンは忘れない」「マサチューセッツ」は良い出来栄えだ。この時期にシングルで発表した「ワーズ」「シンキング・シップス」「恋するシンガー」が含まれていたなら、星5つにしたと思う。