ヴァージン・ビューティー
価格: ¥1,835
フリージャズの創始者というレッテルがついてまわるオーネット・コールマン。彼は常に難しい音楽をやっているというイメージから、少なからず敬遠されてしまうところがあるようだ。
けれども、88年に録音されたこのCDを聴けば、そんな偏見がいかに的外れだったかは明白だ。オーネットのアルトサックスはメロディアスであり、音色は軽い。<3>などはカントリー調でさえある。彼はアルトのほかにトランペットやバイオリンを演奏し、息子のデナード・コールマンがドラムス、キーボード、パーカッションを担当。ギターのバーン・ニックス、同じくギターのチャーリー・エレーブ、ベースのアル・マクドゥエル、同じくベースのクリス・ウォーカーと共演している。ほかにグレイトフル・デッドのギタリスト、ジェリー・ガルシアが参加している。(松本泰樹)