ドラマ『この子誰の子』の原作です。最初はほのぼのとした学園ストーリーかと思いきや、だんだん昼メロのような展開になっていき、固唾を呑んで読んでしまいました。メインである葵、宗次郎、拓也の心情があますことなく描かれていて、3人の感情が苦しいくらいに伝わってきます。愛や命が正面からとらえられていて、見事に描かれている作品です。あまりの厳しいストーリーの展開に読んでいて切なくなるけれど、おすすめです。