スターダスト
価格: ¥2,800
《スイングジャーナル2009年5月号選定ゴールドディスク》名手の共演にはずれなし。クラリネット,テナー・サックスの両面で一流であることを証明してみせたケン・ペプロウスキーと,ニューヨーク・トリオで脚光を浴び一躍トップ・ピアニストに登り詰めたビル・チャーラップが,ヴィーナス・セッションで邂逅を果たした。おなじみのスタンダード・ナンバーから隠れた名曲まで,二人の美質が見事に融け合った名人芸を心ゆくまで堪能してほしい。(Swing Journal)
ビル・チャーラップ率いる“ニューヨーク・トリオ"と名手ケン・ペプロフスキーが見事なまでに合体。 ベースのジェイ・レオンハート、ドラムのビル・スチュワートと共に“ニューヨーク・トリオ"を結成し、ヴィーナス・レコードに数多くの名演・名作を残しているセンス抜群のピアニスト=ビル・チャーラップ。そのビル・チャーラップを中心とした“ニューヨーク・トリオ"に、コールマン・ホーキンスやベン・ウェブスターを代表とする重厚なスイング・テナーのスタイルを継承するテナー・サックス&クラリネットの名手ケン・ペプロフスキーが加わったユニット=“ニューヨーク・カルテット"が届ける本作『スターダスト』。
ほとんどの曲がワン・テイクでOKだったそうだが、緊張感の中にも終始和やかな雰囲気でレコーディングが行われた様子が伝わるかのように、紳士的で洗練された“大人のジャズ"と呼ぶに相応しい深い味わいが漂う。ホーキンスの名演で有名な「ボディ・アンド・ソウル」では、チャーラップのピアノが絶妙な伴奏を聴かせる中、あえてクラリネットで表現するペプロフスキーの音色が感動的。
レオンハートのベースとペプロフスキーのクラリネットによるテーマ演奏ではじまる「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」も特筆すべき一曲で、静かな夜にしっとりと耳を傾けたい極上の一品。 (The Walker's 加瀬正之)