このドラマは、なぜか評価があまり良くないようです。
私個人的には、緒形直人の信長がたいへん気に入っています。
信長は、肖像画や歴史家などの評価を見ても、柴田勝家のような
戦国猛者とは違い、先鋭的なタイプの人物というのが定説です。
そのイメージに緒形直人がよくマッチしていたと思います。
あの眼光とセリフは迫力がありました。
そのイメージが強すぎて、その後の出演作がパッとしなかった
のではないかと思っていたほどです。
また、既に意味を失ってしまった旧来の古いしくみを破壊し、
新しい時代を築こうとしたけれども、周りが付いてこれない
という心理描写というか情景も良く出ていたと思います。
本能寺に至る明智光秀(マイケル富岡)の演技も良かった。
ただ、この総集編はものすごく物足りない。
できれば全編をもう一度見てみたいと思います。