海に囲まれていながら激しい潮流のため、真の海洋国家とはならなかった日本ですが、その中で「主流」から敢えて外れて海上にその活路を見出した「海の男たち」の話は、自然とロマンに満ちてスケールが大きいものになっています。個人的には特に村上水軍と鄭成功の話には感銘を受けました。
普段あまり接することの無い日本史の一面に触れるという意味で、非常に為になる本です。