本書はとくに対象レベルをうたっていませんが、中・上級者向きではないかと思います。だいたいの内容は分かるのだけど、いざ設問に答えようとすると詳細を覚えていないというような人に適していると思います。

たとえばPart４（長文）では、トピックごとに優先的に聞き取るべき（記憶しておくべき）情報が整理されているので、メモを取ることが許されない本番で回答率を上げるコツがつかめます。

私の場合は、「実際のテストより難しい」という評を読んで、迷わず本書を購入し、１カ月だけ集中的に勉強してのぞみました。自分の苦手なトピックの聴き方が具体的に分かったことと、本番の方がたしかにやさしく感じられたおかげで冷静になれ、リスニングのスコアが一気に55点もアップし、念願の900点越えを果たしました。感謝です！

試験内容に傾倒しすぎず、バランスがよいので
TOEICに限らず英語学習によい教材だと思います。
Z会のこのシリーズは数冊もってますが、いまのところはずれなしです。

Z会の問題集ということで受験対策会社では？と疑心案疑で使ってみました。
結論、確かに難しいですね。3回聞いて内容はこんな感じかな？と解釈して
解説を見て「マジ？こんなこと言ってたか？」ってな感じも多々ありました。
しかし、私は、TOEIC対策といよりは、本当に使えるヒアリング力を身につけ
たいと思っているのでむしろ「勉強になった！」と自らを鼓舞するようにして
います。最近、別の参考書も使用しながらですが、I-PODにこの会話を落として
仕事の移動中に常に聞くようにしていますが、昨年初めのヒアリング点数３００
点前半から一気に３７０点レベルまで伸びてきました。
TOEICを何か特殊なゲームのように点を取る物してではなく、英語の本質を高める
機会と理解している方ならこの書籍は、ヒアリング力向上のカタパルト的存在に
なろうかと思います。

かなり多くのトイック本をやりましたが私は常に８５０点以上を目指しているので、平均的な難易度の問題集では点が伸び悩んでいました。この問題集は問題も難しくリスニングのスピードも速いですが、毎日CDを聞き、丁寧な説明をよみ、単語・文法を覚えるように使いまくったら、本番では問題が簡単に思えたくらいでした。当然点数もかなりのアップです。
トイックは回によって難易度がかなり異なっているので、現状キープでなく上を目指すなら、このくらいの難易度の本はやりきって受験することが良いように経験から感じました。

TOEICリスニング対策用テキスト。
気になるのは、公式問題集よりもはるかに難しいということだ。一体どういうことなのか？難問を集めればよいというものではない。
ただ、試験範囲が公式問題集と著しく異なるわけではなく、解説がわかりにくいわけでもないし、難問奇問ばかりというわけでもない。単語、発音などが少しずつ難易度が高い結果、すごく難しく感じるようになってしまったのだろう。
他の問題集をやりつくして満点を狙うというのならばよいのかもしれない。