(この頃の人が酒のみながら「孫悟空」やら「楊貴妃」のまねして
喜ぶとこの人は本気で思っているのか?)
特にこの人の「モノかき」としての才能を疑わせるのは以下の一文。
「女子高生にはこれがナウいのだ」
この文章を読んだときは後頭部でなにかがずれた音がしましたよ。
戦後なみのすさまじいインフレが現実に始まれば、この小説に描かれる未来の日本は、現在の多くの人にとっての「願望の中での許容範囲」だったものとして認識されるでしょう。
私も公務員として、そこそこながら、今の生活水準をいつまで保てるか空恐ろしい思いで読ませていただきました。
ハイパーインフレを予想する本と両方読み合わせることで、どうなるのか予想がつくような気がしました。