この本は第1部の「文明の移り変わり解説」だけでも充分読む価値があり、これを知ると現代の文明の見方が変わってきます。それに加えて第2部では、今後のどのように生きていくかの指針になるだけではなく、主観(倫理観)を見据えて書かれている為、「なにかこの社会はおかしい、しっくりこない」と思っている方への解答にもなります。
またこの論理を脚色する為に様々なエピソードが紹介されていますが、それもまた非常におもしろく、「銀行の三角マッチ」・「日本の警備はお金がかかる」などは一読の価値があります。
文句無しの星5つです。