使命感と友情
★★★★☆
王のためにすべてを捧げるという使命感と
友のためにすべてを捧げるという深い友情。
さらに冒険の要素が加わった大変面白い物語です。
人形劇で取り上げられるということで、
手に取ってみましたが子供のころに
読んでおけばよかったと思いました。
名訳だと思います
★★★★★
例えばポルトスとコクナール夫妻との晩餐の場面。
岩波版読んだときには爆笑しましたが
講談社版では面白さが全く伝わりませんでした。
同じ訳者の他のデュマ作品と厳密に比較したわけではありませんので
専門家に言わせたら違うのかもしれませんが。
(「モンテ・クリスト伯爵」も読んだけれど、同じ訳者と気づかなかった)
でも調べてみたら講談社版の訳の方も有名な方なんですね・・・
あくまでも個人の好みですが
私は講談社版を読むよりも岩波版のほうをお勧めします。
とはいえ、講談社版は絶版だし復刊したやつも高価なものなので
いずれにせよ選択肢は岩波版しかないでしょうが。
楽しい冒険小説
★★★★★
岩波文庫で出ている三銃士は第1部で、もちろんこれだけでも面白いですが・・・
実はこの後も話は続いていって、鉄仮面やらも出てくる続編があります。
講談社文庫では、最終話(ダルタニアンが戦死)まで、面白いので、これで興味が湧いたら
続編も読まれると良いと思います。
デュマの傑作
★★★★☆
この話は青年ダルタニャンとアトス、アラミス、ポルトスの三銃士が繰り広げる話である。デュマお得意の、最後までドキドキハラハラするストーリー展開で読者の心を捕らえて話さない。ズバリ、デュマのモンテ・クリスト伯に続く傑作である。少し話に無理があるので星ひとつ引き。すべての人に薦める。
翻訳に難点あり
★☆☆☆☆
『モンテ・クリスト伯(岩窟王)』の著者、デュマの作品。
『モンテ・クリスト伯』ですっかりデュマの虜になったので、この作品にも手を伸ばしてみた。
内容自体は非常に面白いが、岩波版『モンテ・クリスト伯』に比べると、同じ著者とは思えないほど翻訳が悪い。
直訳に近い形で訳したからであろうが、不自然な日本語が多く、時折キャラクターの口振りが誰だか分からなくなるほどに変わってしまったりする。
仏文翻訳の大家と聞いてショックだった。
世界の名著の中でも、数少ない好作品なだけに残念。
新訳を待ちたい。