インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

隣のあたし(2) (講談社コミックス別冊フレンド)

価格: ¥12,523
カテゴリ: コミック
ブランド: 講談社
Amazon.co.jpで確認
これはこれでリアルに感じます。 ★★★★☆
このレビューを書いている自分は男ですが、中高生時代の恋愛を思い起こすと、意識する二人の異性の間で感情が揺れ動き、「最初に想っていた人と付き合わずに、後から意識し始めた人の方に・・」という、理屈や筋書き通りには行かない展開があった様にも思えます。

京介が仁菜に急にしがみつかれ告白され、切ない気持ちになってキスをしたくなったのは、決してウソの感情ではないと思えます。
けれど、そんな流れの中でキスを拒絶され、後にも構える様にして拒絶をされてしまったので、彼の1巻でのセリフ通り「触りたがるくせに触られるのはダメなのな」という気持ちになるのはすごく分かるし、「あぁ、そうか。お前はそういうのまだダメなんだな」「お隣さん同士だし、まだ子供だし、普通に無理だよな」といった気持ちになったとしても、同じ男としては納得が行くところがあります。
まぁ、京介も京介で、男に免疫のない仁菜が、触れられそうになって気が動転しているだけなのだから、「急に迫ってゴメンな」とか言って、徐々に距離を縮めていってあげれば、普通にうまくいった様にも思えます。その点は彼もまだ高一なので、そこまで優しくリードする包容力はなかったようですね;しかし、こういったところにも妙なリアルっぽさを感じ、男としては自分の10代を振り返って、恥ずかしくも共感を覚えてしまったりしますw

・・年齢や性別に限らず、恋愛はタイミングが重要であるとは思いますが、こと10代の男子にとっては、「あの時オレが求めたのに拒否られた」という状況は、冷めるきっかけにもなったり、後戻りが効かない状況にもなる、重要な出来事なのだと思えます(まぁ、子供っぽくて自己中な話しですが、高校生の男子は結構気が短い部分もあるので;)。
京介の麻生に対しての感覚は、同情を示していたのが半分、キスをされたり切なくなって抱きしめてしまったりで、まだ整理がついていないまま付き合う流れになってしまったのが半分で、明確に好きだと言える状況ではないとも思えます。
あと、京介は簡単に「好きだ」とかを口にするタイプの男ではない様ですね。
「先輩と彼女」「スプラウト」と、南波あつこさんが描く男性キャラは、みんなどこか内に心を隠している部分があり、簡単に愛情表現などを示したりはしないので、一見優柔不断にも見えてしまいますが、巻を重ねる毎に心の内側が読めてくるのだと思います。

ヒロインの仁菜に「彼女できた」と告げてきた京介をどうやって振り向かせていくのか。
今後のストーリー展開がまだ全く読めないので、ぶっちゃけ波乱含みで面白いです。
本巻では仁菜がかわいそ過ぎるので、星は四つとさせて頂きます(笑)
ガッカリ ★★★☆☆
1巻を読んで、面白くなりそうだと思ってたのに、何だコレ。

主人公の仁菜はともかく、仁菜の思い人・京介の振る舞いに「???」という状態。

「どうしたいの?」
「何がしたいの?」
「何考えてるの?」

みたいな…。

仁菜の事を好きなのかと思いきや、同級生の麻生にフラフラフラフラ。

麻生に対しては同情なのか、仁菜より麻生を好きになってしまったのか、元々仁菜を好きじゃなかったのか、全然分かんない。

絵はすごい好みなのに、ストーリー作りは下手だな〜
宙ぶらりん ★★☆☆☆
京ちゃんも主人公が好きなんだか、麻生さんが好きなのかはっきりせず、宙ぶらりん。

麻生さんも彼氏がいるのに、京ちゃんに甘えて気持ちは宙ぶらりん。

主人公は子供っぽすぎて、何だか感情移入出来ない作品になってしまい、魅力があまりなくなった様に感じました。

結局、この巻で京ちゃんは麻生さんとくっついて…
一巻で仁菜にキスしようとしたのは、何だったの?


絵が好きなだけに残念。
スプラウトの方がまだマシでした。