犬と人間の優しい物語
★★★★★
犬が好きな方も、そうでない方も、是非読んで欲しい本です。
盲導犬クイールの生涯を綴った物語です。
一番の見所はやっぱりクイールの可愛さでしょうか。
盲導犬を育てるには、多くの時間がかかります。
盲導犬について、今までどうやって訓練するかなど知りませんでした。
そんな普段は知ることができない知識まで得られて良かったです。
クイールの優しさに心を打たれました。
従順なクイールの姿は、誰でも胸に響くものだと思います。
感動、の一言です。
人と犬との触れ合い
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犬は、人の言うことを聞くのではなく、犬に導かれて人が動くという、盲導犬のすばらしい一生を、
クイールという一匹の盲導犬と、そのお世話になった方との話で綴られている。
盲導犬を育てるのも大変ですが、みんなが目的を持って前に進んでいることが分かる。
モノクロ(白灰黒)の写真も、思いを伝えてくれる。
写真がイイ☆
★★★★★
クイールの一生を追ったモノクロ写真ページが半分ほどを占めますが、
静かな空気感の漂うこれらの写真が非常に良いです。
有名にはなりましたが、クイールは平凡な盲導犬であり、それ以上に普通の犬としての一生を送りました。
その「普通さ」を描いたところにとても共感できます。
大変なのはむしろ、盲導犬訓練士を育成することの方かもしれないという感想を持ちました。
ルビが多くふられているので、子供さんの読書感想文用にはいいかもしれません。
是非読んでください
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あまりにも有名になったので、買うのをためらっていましたが「買ってよかった」の一言です。
売れセンねらいのあざとさは感じません。
淡々とした文章とモノクロの写真がやさしい気持ちを誘います。
盲導犬に興味のない人にも
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盲導犬に興味がない人や犬があまり好きでない人にも、ちらっとでもいいからこの本を見てみて欲しい。盲導犬について正しく理解をしてとか、犬を好きになってなんて無理は言いません。ただ、純粋にその存在に気付いて欲しいだけ。この世に盲導犬がいて、そして盲導犬と共に歩む人がいるんだってことに。そんな願いを抱かずにはいられない本です。モノクロの写真がとてもあたたかく、見ているだけでクイールの体温が伝わってくるようでした。