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グーグーだって猫である

価格: ¥1,155
カテゴリ: コミック
ブランド: 角川書店
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   あの珠玉の名作漫画『綿の国星』の著者による夏目漱石風、猫漫画エッセイ。といっても、猫の視線でヒトの日常を語るのではなく、ヒトである大島弓子の目線でグーグーという名の猫と暮らす自らの日常を淡々と描いている。

 『綿の国星』では、夢と現実を自在に行き来する「チビ猫」に誘われて、読者はいつでもページを開くだけで内なるその惑星にするりとワープできた。しかし、今回は著者はもちろん読者も、そして猫も人間世界にワープなどしない。

   グーグーとのペットショップでの出会いから2番目の猫のビーを拾ういきさつなどが、あくまでも冷静に客観的に語られる。猫への過剰な感情移入もなければ、ファンタジックなデフォルメも皆目ない。その意味では物足りなさを感じる大島弓子ファンも少なくないかもしれない。しかし、新しい猫たちとの距離を平静に保つことで、かけがえのない「サバ」(大人になった「チビ猫」)の死による喪失感を癒している著者の心情を痛いほど感じることができる。(土肥 菜)

猫好き、そして観察が得意な方 ★★★★☆
「綿の国星」で、擬人化されたチビの日常を第3者の目で描き、サバとの日常を2人唱で描いていく。その2冊を楽しく読ませていただいた後、グーグーの日々をつづったコミック。私自身も色々な事情でたくさんの猫と実家で暮らしてき、自分で面倒を見た猫との思い出はそれなりに昇華されたんですが、今の仔は大島さんも書いてあるように「得」な猫です。まあそれはさておき、一緒に暮らしているからこその納得できる話、こんな事もあったと思わせる話と、楽しめる内容で良かったですね。あ、ちなみに今の仔はまるで「サバ」に良く似た性格の仔です。
猫だけでなく ★★★★☆
猫だけでなく、自分以外のものに対する彼女の愛情をふつふつと感じました。

いまどき、使い古した洗濯機が回るのが大変そうだからといって、かき回すのを手伝ってあげるような人がいるでしょうか。

彼女くらいの地位や名声があり、金銭的余裕があり、時間的余裕はないであろう人が、いくらでも性能がよく、値段も安くなっている家電に簡単に買い換えず、古いものを大切に大切にしているということが感動的だと思うのです。

他者にたいして(生き物だけでなく)限りなく優しいひとなんだなぁと思います。

きもちが暖かくなり、でもちょっとさみしくなる作品でした。



等身大のありのままの猫 ★★★★★
大島弓子さんの作品はこれまで大家と知りつつも読んだことがありませんでした。自分の飼っている猫(アメショー)とグーグーがとてもよく似ていたので引き込まれるように読みました。我が家も多頭飼いなのでその苦労もよく分かり親近感がもてます。猫マンガにありがちな作者の主観でデフォルメした猫の独白がなく(独白はあるが本当に飼い主から見てそう言っている筈だと明らかなものだけに留めてある)、客観的に猫を観察していて、かつ愛情を持って書いているのが分かり好感が持てます。
猫たちの表情がすばらしい! ★★★★★
猫との生活の楽しさを描いているという意味でもすばらしい作品ですが、なんと言っても猫たちの表情がとても上手で、真に迫っています。ちょっと悲しいときのグーグー、突然怒り出すと般若のような顔になるビー(そうでないときは美猫)、遊べるうれしさで瞳孔が全開になる表情、まさに猫そのままです。猫の表情を見ているだけで思わず笑ってしまいます。もちろん内容もおもしろいです。
涙でなかなか読めませんでした。 ★★★★★
読み出したとたんに涙でなかなか次が読めませんでした。
愛するものが旅立ってしまうということがどんなに悲しいことか、愛の大きさの分だけ後悔の大きさもはかりしれないほどに・・・。
そしてどんなに後悔しても元に戻ってやり直すことができない苦しさ・・・。
大島弓子さんの大切な家族「サバちゃん」へのそれはそれは大きな愛が伝わってきました。
そしてそんな大島弓子さんのもとにやってきた「グーグーちゃん」との毎日。
「ぐーぐーちゃん」に振り回されながらも元気を取り戻していく大島弓子さんの色んな気持ちが、
ほんわかタッチの漫画で描かれていて、暖かくて、面白くて、優しくて、とても良かったです。