まさにOut of the Cellar!
★★★★★
RATTの出世作であり、LAメタルでも5指に入る名盤だと思う。まさにOut of teh Cellar!デビュー・ミニ・アルバム「RATT」もとても魅力的だったけど、やはりこのアルバムでRatt'n'Rollは完成したといえるでしょう。キャッチーで煌びやか。スティーヴンの粘り気のある独特過ぎるボーカル。切れ味抜群のツインリード。ボー・ヒルの計算されたプロデュースによる完成度の高いサウンド。華やかなルックスetc…そして、何より曲が素晴らしかった。1、3、7、8といった瞬殺ナンバーや、2、4といったRATTらしいミディアムテンポの佳曲がずらっと並ぶ。まさに、売れるべくして売れたアルバム。どうも過小評価されがちなバンドだが、単に時流に乗ったのではなく、時代を越えた普遍的な魅力にあふれています。
ウォーレンのギターセンスが素晴らしい!傑作1st!
★★★★☆
LAメタルの代表格バンドの傑作1stです。
まさにムーヴメントが巻き起こりその火付け役だったRATTやQUIETRIOT
残念ながら彼らは大ヒットした1stと全く同じ内容の2ndを制作してしまい失速しましたね。
当時、不思議に感じたというか唖然としたのを覚えてます。
その点、MOTLEY CRUEはアルバム毎に変化(成長)を感じさせホント力強かったですね!
しかし、今聴いてもこの1stはやはり傑作ですね!!
シングルヒット曲以外でも『You're in Trouble 』『In Your Direction 』『Scene of the Crime 』
あたりのギターセンスは抜群ですね!!
印象的なイントロであるGUNSの『Sweet Child O' Mine 』は
『Scene of the Crime 』のイントロが元ネタ(インスパイア)では?と当時から思ってますがいかがですか?!
RATTのデビュー作・・傑作です!
★★★★★
LAメタルの代表的バンド「RATT」のメジャー・デビュー作にしてメタル史上に残る名盤です。今回のリマスターで音のレベルも上がり、音の分離もよくなっています。ファンにとっては、待ちに待ったデジタル・リマスター&SHM−CD化でしょう。ライナーも伊藤政則氏による2009年著のものがついています。個人的には、6曲入りのミニアルバム音源でもいれてくれたらいいなと思ったのですが、残念ながらボーナス・トラックは入っておりません。帯は当時日本盤の帯を忠実に再現しています。80年代のメタルファンのマストアイテムです。是非聞いてみてください。
売切必至!!
★★★★★
本作品から「ラウンド・アンド・ラウンド」が全米12位、 「ウォンテッド・マン」が全米87位とヒット。「RATT の紙ジャケシリーズは「帯」「内袋」「告知ステッカー」等忠実に再現されています。以前よりもワンタイトルの生産プレスが少ないのか、あっという間に見かけなくなりますので、早めの購入を!!
リマスター効果は、劇的なものではない。
★★★★☆
前身であるMICKEY RATTまで含めると、バンドの活動記録は1976年まで遡り、RATTと改名したのが1982年、そして本作を発表したのが1984年になる。
詳しくは、(添付される)伊藤政則氏による最新の解説をご覧いただくとして、DOKKENやニッキー・シックス、ジェイク・E・リーといった、当時を象徴する存在の名前がポンポン飛び出すような濃密な空間の中で、オリジナル・メンバーが固まって制作された(※)本作は、個性的なヴォーカリストの声質と、華麗なツインギターによる曲構成が絶妙にマッチし、ハードロックでありながらキャッチーさも併せ持つ、LAメタルを象徴する存在として、バンドとともに欠かすことの出来ない作品となった。
さて、このレビューでは、当時のファンによるCDの「買い直し」を想定し、主にリマスターCDとしての本品について、記していきたい(もし、LAメタルに興味を抱くものの、当時がリアルタイムではないという方は、動画サイトなどで音を確認してから購入されることをお勧めします)。
まず、本品の売りにもなっている、アナログ盤発売当初のものを再現したという部分については、(写真もアップしたが)ジャケットから内袋まで、よく再現されていて、当時を知る人には懐かしく思える仕上がりになっている。
次に、最も関心が高いであろう、リマスターとSHM−CD化についてだが、これまで販売されてきた商品に見られた、各パートの音の分離の悪さや、全体的に奥に引っ込んだような音質は改善されていて、要所でベースラインが聞こえるようになった他、ドラムについては、ハイハットの金属音から、バスドラのキック音まで生々しく聞き取れるようになり、この辺りの効果は、安物のCDラジカセでも十分体感できるレベルだ。
しかし、バンドの魅力ともいえるツインギターが奏でる中高音部分や、7曲目のイントロ部分、アコースティックギターを爪弾くような繊細な部分では、それなりのオーディオで聴けば、ギターの音色は明らかに艶やかさを増していることが分かるものの、CDラジカセレベルでは、残念ながら、その効果を十分には享受できない。
ただし、これはエンジニアの技術力の問題ではなく、方針の問題と捉えるべきで、リマスター商品として、判り易く派手な音に仕上げる向きもあれば、本品のように、まるで車のレストアをするように、ひとつずつ音を取り出し、磨いて組み直すような仕事もアリだろう。
RATTとともに、LAメタルの双璧ともいえるMOTLEY CRUEの作品が、(たとえレコード会社が違うとはいえ)早くからリマスターされ、ボーナストラックや映像の追加で商品力を磨き続けてきたことを考えると、手放しで歓迎することは出来ないが、当時を思い起こすパッケージと、伊藤政則氏による4頁に渡る解説、そして、ようやくホコリを落とすことが出来た音質は、遅れていた時間を取り戻す努力として、評価したい。
※本作発表の1年前、1983年に、ミニアルバム「RATT」も制作されています。