逆にスタジオで聴衆のリアクション無しに喋っていたら固くつまらないものになってしまう可能性もありますし。
英語圏では、こうした講演のみならず自己啓発書から最新ベストセラーまで朗読したCD商品があるとききます。
このCDが評価され、日本でもそういった商品群の生まれるきっかけになればいいなと思います。
「バカの壁」を読まれた結果として、次のような類型に属する方には特にお薦めです。
①「最近の学生は~」、「団塊世代は~」等の表現に反発し、指摘の内容が的確かどうかではなく、自分の耳が痛いかどうかで「バカの壁」の価値を判断される方。
②木を見て森を見ず的に、枝葉末節な不備を指摘し、中心的なメッセージを読み取ろうとされない方。
③養老先生自身は壁に気がついていないと指摘するが、ご自分は壁を作っているかも知れないとは考えない方。
④「バカの壁」を評価する読者は、メディアの宣伝に載せられていることに気づかない愚かな読者に過ぎず、載せられていないご自分は賢い。従って、「バカの壁」を評価するレビューには反対票を投ずるが、実はamazonのレビューでは酷評する方が多いという風潮に載せられていることに気づかれない方。
また、酔っ払った上司などの説教と同じかどうかについては次のように考えることが出来る。
酔っ払った上司などに絡まれて困るのは、壊れたテープレコーダーのように自分の自慢話や、人の悪口などを繰り返し聞かされているような場合の話で、社内での自分の地位を有利にしようという意図に利用されている場合などは、若手にとって楽しい話題ではないかもしれない。
しかし、本CDに繰り返しは少ない。それでも壊れたテープレコーダーのように繰り返しが多いように聞こえるとおっしゃるのなら、本当にあなたのCDプレーヤーが壊れているのかも?知れません。
だから、本を持っている人は買う必要ないかも・・?
でもこういうCD(MD)がもっと出て欲しいと思いました。
個人的な意見ですが、私は目を酷使する職業ですので、仕事終わって読書する気になれない日が多いのです。
でもCDなら仕事しながらでも、耳だけは傾けられるので
BGM代わりに聞けて効率よく内容が頭に入ってくると思いました。