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よあけ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

価格: ¥1,260
カテゴリ: 大型本
ブランド: 福音館書店
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静寂と夜明け ★★★★★
三歳の息子にはまだ良さが理解できないようですが、
私と夫がとても気に入っています。

かすかな風の音、水面の揺れる音が聞こえてくるような静けさ。
1ページ目からこの世界にぐっと惹き込まれ、心が静寂に包まれます。

寡黙な男たち(老人と孫)の話かなと思いきや、
よく見るとおじいさんは終始素敵な笑顔を浮かべていて、
眠っている時も微笑んでいます。
一方、孫の正面は描かれていません。

人生経験の浅い若者(=孫)は暗闇に出会うと不安になり
時には絶望することもあるかもしれません。
だけど人生経験を十分につんできた老人は、
どんな深い闇と静寂に包まれようとも必ず美しい夜明けが来ると知っているので
心が穏やかでいつも笑顔でいることができるのでしょう。

英語の原作では始めに「To my parents」となっているので
そういう智恵を授け、導いてれたユリーの両親を思って書いたのかなと思います。


現代の最高の詩人にして画家による、宝石のような一冊 ★★★★★
 タイトルの「よあけ」の文字を濃い若草色で抜いたカバー、明けていく湖のさざ波を思わせる見返し。そして静かで簡潔な詩に、透明水彩を何度も重ねたような色合いで描かれる夜明け前の暗さと不安と静けさと…… 期待感。ささやかな希望のようなものが、ページをめくるたび、ゆっくり、しっかりと伝わってくる。

東洋でも西洋でもない、不思議なたたずまいの「おじいさんとまご」。(解説には、この本のモチーフは唐の詩人によるとある)。老人と少年の組み合わせは否応なく、老賢人または大魔法使いと、その幼い弟子を連想させる。
 そして、日が明けていくとき、山も湖ももろともに「みどり」に染まることに、思いがけない衝撃を受けた。一生手放せない一冊となりそうだ。
 それにしても、瀬田貞二さん、神宮輝夫さん、石井桃子さん…… 。言葉を大切に大切に扱い、そっと紡ぎだすことを知っていた、大いなる先人たちに心から感謝したい。
息をのむ瞬間 ★★★★★
この静かな世界、わかります。

以前、よく山歩きしていた頃の朝日が昇る時の、あの瞬間を思い出します。
そして、キャンプでの朝。

ほんの一瞬の出来事。
生きていることを実感できる瞬間でした。

そんな時の流れと、自然の息吹。
凄い本です。
この美しい地球がある限り大丈夫 ★★★★★
この美しい地球では、暗い夜の後には必ず光あふれる朝がくる。大丈夫。
地球が誕生して何億年。何千万の御先祖様は私たち以上につらい思いをして生き残ってくださった。その証が私たち。大丈夫。私たちも生きていけないはずはない。そう。この美しい地球がある限り。
2歳10ヶ月の娘 ★★★★★
2歳10ヶ月の娘のお気に入りです。少ない言葉で描写された絵で夜が明けていく様子を表現していきますが、まるで自分がその場にいるかのような体験ができる絵本です。最初に母親の私が気に入って子どもと読んでいましたが、今は娘のお気に入りです。絵から読み取るちからが3歳前でもあるんだなぁと感じた1冊です。こんな絵本にたくさん触れさせたいなぁと思います。