前2作MaterialとBitter and Sweetの「渋め路線」から一転して、CASIOPEAサウンドの王道とでも言うべきポップでメロディアスな曲が多い。21世紀のCASIOPEAにまさに「正門」から入っていきたい人にお薦めの作品。これを聴いてDVDのVintage 2002を見ると、収録曲Good Luck!のSax入りバージョンが聴けて面白い。

時代的にはもうカシオペアは古いとはいえ、やはり好きな人には楽しい曲構成だ。万人受けするかはわからないが、カシオペアを好きな人は一応抑えておきたいCDだと思う。

今度のアルバムは、このジャケット写真のように、
カラフルでさわやかな印象。　美しい音が一杯に詰まっているみたい。　

最近では、メンバーの個性が活きいきとぶつかり合って、競合うような
大人の色香漂うJazzyな物が増えていたみたいだけど、(個人的には、
そんなカシオペアも大好きですが…) それとは、ちょっと違う。

カシオペアの4人が、全く同じ速度で呼吸し、全く同じリズムで鼓動して
いるかのように、精巧で息の合った音が心地よく耳に飛び込んで来る。　
カッチリとまとまった軽快な曲の数々が散りばめられているから、　
聞けば聞くほど、ぐいぐい引き込まれて行く感じ。　

本当に良く考えてアルバムを作っている。　
やっぱり、カシオペアはすごい。

1990年代以降のカシオペアの作品の中では、FULL COLORSに次いでいい作品。カシオペアらしい軽快で心地の良いサウンドがよく表現できているように思える。
とはいえ、80年代のカシオペア独特のスリリングさ、スピード感が復活した、とは残念ながらいえない。

でも、最近のカシオペアに失望していたファンには久々の佳作（HALLEのような傑作ではないけれど）として推薦できるとは思う。
ちなみに私自身は90年代以降では、FULL COLORSとPARTYは好きな方です。

1990年代以降のカシオペアの作品の中では、FULL COLORSに次いでいい作品。カシオペアらしい軽快で心地の良いサウンドがよく表現できているように思える。
とはいえ、80年代のカシオペア独特のスリリングさ、スピード感が復活した、とは残念ながらいえない。

でも、最近のカシオペアに失望していたファンには久々の佳作（HALLEのような傑作ではないけれど）として推薦できるとは思う。
ちなみに私自身は90年代以降では、FULL COLORSとPARTYは好きな方です。