長年のりのいいコーラスとがんがん響くリフを書き続けてきたドイツのバンドは、とうとう完璧なフォームを完成させた。平静さと情熱が程よくミックスされたこのアルバムは、頭に血が上ったヘビメタ狂とトップ40ファンの両方に支持されるだろう。
バラードの名曲があります
★★★★☆
「Blackout」と並ぶ中期SCORPIONSの傑作であり、米国でも大いに売れた作品です。良い意味でとても聴きやすいHARD ROCKだと思います。クラウスの歌うバラードは何れも涙モノですが、このアルバムにはとっておきの「Still Loving You」が含まれています。クラウス全盛期の美声は良い音で聴いたほうが◎かもです。
スコーピオンズは偉大だった!
★★★★★
世界一のマーケットである米国での成功を夢みて頑張っているバンドは世界中に掃いて捨てるほどいる。ナザレス、レインボウ、ユーライアヒープなどはその音楽性を変えてまでも米国市場にチャレンジしたが、残念ながら成功したとは言い難い。本編の主人公スコーピオンズはどうかというと、音楽性は変えずに成功した珍しい例である。もちろん、リードギタリストがウルリッヒロートから若いマティアスヤブスに替わった事による変化は当然ある。音が若くなったかなぁ。でも基本的な部分、すなわちヘヴィーネス、メロディアスといった部分はなんら変更点はないと断言できるのだ。これは決してファンのひとりよがりではない。ロックユーライクアハリケーンやスティルラヴィングユーを聴いてみてください。ほら、何も変わってないでしょ!でもマンネリのワンパターンというわけでもないんだなぁ、これが。もともとスコーピオンズってHR/HMの枠の中でいろいろな曲調をやっていたのでワンパターンにはなり得ないのだ。もしHR/HMのファンだけどスコーピオンズを聴いたことがない人は今すぐGET!
アメリカ制覇
★★★★★
ブラックアウトでのソリッドなリフによって一気にHMバンドとしての地位を確立したスコーピオンズがその勢いのまま一気に全米を制覇したアルバムです。最初の出だしからかっこいい Bad Boys Running Wild や Rock You Like a Hurricane 、Big City Nights など大ヒットした曲以外にも捨て曲なしの名曲揃いで素晴らしいアルバムです。持ってない人は是非買っときましょう。
ハイトーンボウカルとギターメロディー!!
★★★★★
ハードなイメージだが、泣きのメロディーが、必ず曲の中に取り入れられていてなかなか感じのいいアルバムだと思います。シェンカー兄のギターメロディーが、はっきり出ているお勧めは、ビックシティナイト!聞き方によっては、BGMでも違和感が、無いかも!?