ブーゲンビリア
価格: ¥2,000
本作でも、抑えきれない感情をぶつけるような激しいナンバーが多い。しかし、<7>では本当に楽しそうに歌っているし、<8>のように木琴、たて笛、タンバリンといった童謡のような伴奏で、幼い子のように少し舌足らずで歌っているものも収められている。本作を聴いていると、心の痛みを歌にして出す、いや出さざるを得ない彼女の生き方は、聴く者の心を強く揺さぶる。
コッコの曲は、激しい歌詞ばかりが注目を集めがちだ。しかし彼女ののびやかな歌声は美しく、英語の発音がとてもきれいなのに驚かされる。イラストと写真は彼女本人によるものだ。(藤本真由美)