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バースデイ・ガール [DVD]

価格: ¥4,935
カテゴリ: DVD
ブランド: ジェネオン エンタテインメント
Amazon.co.jpで確認
   『バースディ・ガール』をあり得ないスリラーだとお思いだろうか。そのキャストは、もっとすごい。ソフィア役に挑むのはニコール・キッドマン。チェーンスモーカーでマスカラべったりの、ワイルドでセクシーなロシア女性。銀行に勤める独身のイギリス人、ジョン(ベン・チャップリン)がインターネットで注文したメール・オーダー花嫁だ。最初はぎこちない2人の関係。それもそのはず、カタログに保証されていたにもかかわらずソフィアはまったく英語が話せない。ジョンは、彼らの出会いの場となったホームページの信ぴょう性に疑いをもつ。ゴージャスなニコール・キッドマンと、憂いをたたえた瞳を持つベン・チャップリン。しばらくの間、2人で映画がつむぎあげられていく。ソフィアの誕生日に、ソフィアの「従兄弟」と名乗る2人のロシア人が登場するところから物語は動き出す(ロシア人「従兄弟」に扮するのはマチュー・カソヴィッツとヴァンサン・カッセルの2人。カソヴィッツはフランスの映画監督、カッセルは、カソヴィッツ監督の作品や『ジェヴォーダンの獣』で知られる俳優だ)。ジョンの恋人探しは、突如、嘘と破滅の世界へと彼を導くことになる。ジェズ・バターワース監督作品。脚本は、ジェズとトム・バターワース兄弟。重いテンポとキャラクターの肉付けに少し物足りなさを感じるが、『バースディ・ガール』はほかにはない、印象的な映画だ。(Tom Keogh, Amazon.com)
ジャンルに分ける意味とは? ★★★★☆
この映画をサスペンスで見れば駄作、恋愛物としても駄作、コメディでも駄作。
しかし映画全体として見ればかなりの秀作である。

花嫁をネットで募集、しかもロシアから来た言葉の通じない女性。
このプロットを見ただけで危険な香りが漂い、犯罪が起こらない方が不思議なくらいである。

ニコール・キッドマンは謎めいた、惨めな女が良く似合う。
「ドッグヴィル」には及ばずとも彼女の演技力で物語をぐいぐい引っ張って行く。
そこに真面目で不器用なチャップマンと、いかにも悪人といった風体の2人の男、カッセルとカソヴィッツが登場します。
4人だけで展開する映画ですが、“男ども”3人の役どころをキッドマンは見事引出して観る者を飽きさせません。

言葉には残しにくいですが印象に残る、ジャンルでは語れない映画だと思います。
艶笑系・おとぎ話 ★★☆☆☆
陰鬱でダーティーな話を想像してたら…ボディランゲージだけありゃいいっ、て(爆笑)。
演技陣は素晴らしいのに、脚本がもったいないと思う。
後半の展開の為に、わざと前半をもたつかせたとしか思えない。
ナディアは、ジョンの安全かつ退屈な人生に、焼け石を投じたことになる。
チャップマンが憂いのある瞳で演じることで、説得力があった。

ジョンはスコットランドヤードから逃げおおせてバン、バンザイ!
な、わけでもない…はたして英国人のアイデンティティを持つジョンが、
ロシアでもジョンでいられるのか……いずれナディアが英国で味わった気分を受け継ぐ。
そこが英国映画らしくてよかった。
コメディータッチ ★★★★★
ストーリーは3パートでできている。
第一章は、まさに覆水本に返らずの状況のジョンのあわてぶりが見所。
第2章は2人のイトコの登場によって、前半の平坦な流れから一気にテンションが上がる。不安を膨らませていくジョンの「一人取り残される恐怖」が見所。
最終章ではチョット心温まって、いい感じ。

一人のアメリカ人俳優(ニコール・キッドマン)と2人のフランス人俳優(ヴァンサンカッセルとマシューカソヴィッツ)が流暢なロシア語の台詞を話すロシア人に扮し、英国が舞台ながらオーストラリアで製作されたとの事。なにもかもが「それっぽく」できていたので驚いた。

ジョンの人のよさが、じれったくもあったが、コメディータッチの心温まる映画だった。
あれからどうなる?いろいろな想像が、また楽しい。
秀作です@ ★★★★☆
あまり期待もせずに、ストーリーもパッケージの説明を読んだだけで観たのですが、よかったです☆

端折って説明するとベタなイメージになってしまうのですが、どこか目の離せなくなるところがある作品でした。
ラストシーンをとっても、やり取りが、取り立てて名シーンとは言えないまでも、とてもいい雰囲気が出てました。
ハリウッド的に無理に感動を誘うのではなく、ウィットに富んだ、という表現が当てはまると思います。自然です。
全体を通して、異色サスペンスというよりも、ラブコメですね。

あとは、英語とロシア語を聞き取れるとさらに違った楽しみができそうなのが悔しいトコですね@
久しぶりに泣いたミステリーだ ★★★★★
私は、ラブストーリーは見ない方針である。しかし、これも「騙されて見た」ラブストーリーのようだ。メグ・ライアンとジュリア・ロバーツの出演する「陰謀のセオリー」も、「涙でうるうる」になってしまう結末であったが、これもどうやらそのようだ。ラブストーリーを見るのは時間の無駄だと考えているが、実際はどうなんだろうか? 大いなる疑問だ。コメディータッチ、ミステリー仕上げの「ラブストーリー」のようだ。

しかし、実に良い映画だ。この前見た、「パズラー」が駄作で、これが「5つ星」であることぐらいは、私にも分かる。久しぶりに「泣いた」。理由はないが、ニコールとベンにはめられたと言うことになるのだろうが。アメリカ映画のいやらしさも無く、無条件で5つ星を与えたい。