こんな人が今必要
★★★★★
明るい!不景気で暗い世の中、こんな社員が必要とされるのではないでしょうか?サラリーマンストレスのみじんも感じさせない陽気な性格。歌って明るく生きましょう!てなわけで脚本が自分の父親だったりします
ちょっとやりすぎ
★★★☆☆
日本一の男シリーズでは有名作でありますが、主人公のなりふり構わぬゴマすりぶりは敵も作ります。ようするに他人を不快にしながら出世して行くという点が、他のシリーズや無責任男と違ってスカッとしません。
ここまでひどい男は見ていて共感も応援もできないんです。
似たような喜劇ながらも「ホラ吹き男」のほうがすきです。やはりやりすぎ主人公ですが、
「こいつにはかなわねえなあ」と周囲も(しぶしぶながら)出世に納得しますから。
空が青いな
★★★★☆
今回の作品の舞台はもうオリンピックの後の東京です。といっても東京五輪のために立てられた建築物(ホテルや代々木の体育館)や乗り物(新幹線や首都高)が満載です。勤務の場所で言うと呉服橋と芝浦近辺が中心となっています。東京タワーやモノレールが舞台の主な背景です。今回の彼は自動車会社の庶務課の社員というわけで、タイトルはゴマすりとなっていますが、基本は無責任なゴマすりののりです。堂々と恥じらいもなくゴマすりが礼賛される歌のシーンがたくさん出てきます。ただその相手も基本的には同類であることが徐々に明らかにされます。おまけとしては、今とまったくしゃべり方が変わらない加藤茶さんです。しかしいつも思うのですが、よく30代後半の植木等さんによく新入社員の役をさせましたね。
偉い奴ぁおだてろ、ゴマすってのせろ!
★★★★★
1965年公開、植木等主演による『日本一』シリーズの三作目。
「ゴマすりなんて能なし野朗のすることさ」父親の助言にそういった
主人公、中等(なかひとし)。
しかしこれまでのC調なやり方だけではうまくコトが進まない...
父の言葉を思い出し、一念発起!!ゴマすり男へ変身する!!!
白のタキシードに虹色に輝く噴水をバックに「ゴマすり行進曲」を
軽やかに唄う中等の姿は『雨に唄えば』のジーン・ケリーなんてメじゃないカッコよさ!
係長、課長、部長、親会社の重役にすってすって、すりまくり
出世していく中等。
気になる女にもゴマすって...果たして結果は?
スピーディな展開で飽きることのないゴマすり快進撃は必見です。
実は加藤茶も出ています。
★★★★★
ゴマスリ男の主人公が、「引越しの手伝いも私がやります」とゴマをすって、若い奴を2人ほど連れてきて手伝いを始める場面があります。
(なぜか途中から、引越し荷物で跳び箱ゴッコをしたりしますが…)
その引越しの手伝いに来る若者の1人が、なんと本当に若い頃の加藤茶。
(もう1人は、ものすごい数の作品に端役で出ている勝部義夫)
加藤茶と植木等の共演は、実はこの作品から始まっていたのでした。