仕事に使える読書術
★★★★☆
昔から何か節目があると、この著者の本を読んでいた。
めぐり合いってやつでしょうか。
速読や読書術を扱った本は沢山あるが、この本はそれらと一線を画している。
類書の「読む」という視点ではなく、どう「活かすか」にフォーカスされている。
(速読のメソッドもあり、参考になる)
「読むことが好き=快読」が多読の原点であるという説には納得。
そして、ちょうどいい具合にエピソードが入るのも上手い。
地頭を鍛える、読書を読書で終わらせない、仕事に活かせる
読書術をお探しなら最適の一冊だろう。
中身が読書術じゃなくて読書記
★★★☆☆
たぶん著者のファンの人からこのレビューは参考にならなかったとされてしまうかもしれないが
この本の内容は読書術ではなくて読書記になってしまっている。
いろんな本の感銘を受けた点を紹介しているが、それでは書評をまとめた本にすぎない。
タイトルを読書術にしてるのだから、whatではなくhowを書くべきだろう。
一応、それらしい章は第4章がそれにあたるのだと思うが、たった1つの章だけとは心元ない。
著者はエンターテインメント性を重視するとのことだが、問題解決型のタイトルを冠した
書籍に関しては、エンターテインメント性より問題解決法の提示が最優先されるべきだと
思う。
特に目新しいものは…
★★★★☆
興味がありましたので読みましたが、
特に目新しいものはなかったかな。
実際いくつかの項目は実際私も実践していましたので。
よってこの本は
本を読むのに色々迷う人や、
生活に読書を生かしたい人に薦める本です。
なので、ある程度読みなれた人には
あまり得るものはないかも。
はじめて中島氏の本を読んだのですごく新鮮
★★★★☆
サラリーマンやフリーランスの方がビジネスに関連させてできるだけ多くの本を読みたいと思うとき、この本は一番役に立つと思われます。
僕もどっちかというとそのスタンスなのでかなり参考になりました。
難解な本はまず入門書(図解などが入っているもの)を読んだ後で取り組むと読了しやすいし、理解もすすむ。この指摘や脳が一番喜ぶ情報は「雑多な」情報であることを強調していることも、自分の読書傾向と結びつけて考えると非常に参考になります。脳が喜ぶ読書をしないと、本を好きになれません。
あと、この本の長所は松本清張、司馬遼太郎など有名な人のエピソードがちょうどいい間隔で挿入されており、その人への興味をそそってくれることです。僕も「竜馬がゆく」を読みたくなったくらいです。こうした工夫が面白い読書論(方法論)の書となっている理由だと思われます。
最終章の「一冊との出会いが人生を変える」も必見
★★★★☆
単なる速読術や情報収集の仕方を説いているわけではない、本書。
自分と本との係わり合いのエピソードも随所に書かれていて、エッセイとして楽しめた。
「あぁ面白かった」という知的消費すなわち暇つぶしではなく、
知的「生産」のための読書、というものを薦める筆者。
もちろん、純粋なエンターテイメントのための読書と言うものあるが
読書することによって、自らが考えたり発想したりすることにこそ、価値がある
と筆者は説いている。
最終章の「一冊との出会いが人生を変える」以外にも、
随所に面白そうな本の紹介が挿入されつつあら筋も紹介されており、
ちょっとしたブックガイドの用も足してくれた。