作品自体の質は、それほど悪くないと思う。
主演のハン・ソッキュの熟練された演技もすばらしい☆☆☆
ストーリーの流れも、史実に裏打ちされた北と南の物語が忠実に描かれているのだろう。
だが・・・
どうも、全般的に暗すぎる。
シュリのように、北と南の世情以外にも、
恋愛・家族愛・友情といった‘何か’を描き出していればもっと違った作品になったと思う。
タイトルもダメ!!
特に、原題はともかく日本公開でこのタイトル打たれてもちょっと。
そして、極めつけはラストシーン。
ラストシーンがすべてを決定付けているのかも。
ともかく、この映画には‘愛’がないのだ!!
救いがない。希望もない。夢もない。
そんな感想を持ってしまった。
作品の質は悪くない。
でも、映画を見た後に何も残らない。
きっと‘愛’がないから・・・
ただただ胸やけした気持ちが残る。
非常に残念な作品だ。