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恐るべき子供たち (岩波文庫)

価格: ¥626
カテゴリ: 文庫
ブランド: 岩波書店
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きっと、ある種の人には意味不明な作品  ★★★☆☆
実は大学一年の時、俺はこの作品を脚色して上演したことがある。しかし推薦したのは他人であった。その当時から、よく分からん小説だと思っていた。萩尾望都の漫画があるので有名だったようだが、そっちを読んでも同じように分からない。筋はちゃんとあるし、恋愛もある。なのにその、ポールのアガートへの恋というのがまるで真実味がない。だってコクトーは同性愛者だから、女への恋なんか描けないのである。ポールにとって重要なのは一貫してダルジュロスなのである。これぞ、同性愛者か女でなければ理解できない小説であるといえよう。
Reception ★★★★★
傷だらけの身体を抱きしめて
サルペートリエールに向かう
アトリードの地獄から抜け出し
魔法の亡霊を支配して
魔法の亡霊を支配して

痣だらけの背中を向けて
アンティノエで死ぬことを望む
テオドラの元から離れてからは
自分の居場所もわからない
自分の居場所もわからない

この気狂い病院の
白い壁の
応接室を
俺とお前の二人が
西日のあたる窓の下で
血みどろの白衣に迎えられて

黒い毒の丸薬と注射器と
エリザベートの虜になって
ルドールにたどり着くまで
お前を腕に抱いていた
お前を腕に抱いていた

雪の欠片が俺をさらってく
いつまでもこの部屋を離れない
ミカエルの言うことを聞けば
パントマイムは終わったのに
パントマイムは終わったのに

この気狂い病院の
鉄格子の
応接室を
俺とお前の二人が
西日のあたる窓の下で
血みどろの白衣に迎えられて

by TokyoNightKnight
わからん ★☆☆☆☆
約に問題があるのか、コクトーの文章自体に問題があるのか、はたまた私なのか、小説の描こうとするものがまったく理解できなかった。
4人の「子供たち」の思考や行動に共感もできなければ反発もできない上に、いったい何らかの意味があるのかどうかさえわからないのだ。
心理小説といわれる割には、その心理が描けていないのではないかと思う。出版当時には斬新であったのかも知れない状況設定も今では古臭く感じてしまう。
独特の雰囲気 ★★★★☆
世間から離れた状態で生活し続ける姉弟の話。
彼女たちは、まるで夢の中で暮らしているかのよう。
無秩序ともいえる部屋の中で、姉と弟が互いを愛し合い、傷つけあいながら、暮らしている。
愛するあまり、悲劇的な最後を迎えてしまう。

不思議な雰囲気のある作品。
子供の世界を描いている。

目をそむけるな ★★★★☆
タイトルがイカス。内容は、やはり詩的文章。表現が良い。原語で読まねば。
「美の特権はすばらしいものである。美は美を求めないものにさえも働きかけるのだ」
なんだか太宰を喚起するのは私だけか。
子供は残酷である、目を背けてはいけない事実のように思う。
読者廃業 ★★★★☆
子供と言うより若者である。夢想的な若者たちの悲劇を、彼らしいトリッキーな表現で描いた心理小説。しかしラディゲのように冷徹にはなれないようで。浮遊する一冊。
小さなネットの本屋さん ★★★★★
退廃的な生活を送る姉と弟。そこにある子供だからこそ持ち得る純粋さと酷さ、そしてそこにある美しさに酔えます。
知的美人になりたい! ★★★★☆
本当に面白い。子供の怖さが分かります。純粋無垢であるが故の怖さ。文章もすごく印象的です。流石天才・・・
フラニーブックストア ★★★★☆
綺麗で純粋で無邪気で残酷な子供たちのお話。
Booksやすなが亭 ★★★★☆
映画「恐るべき子供たち」・・・監督:ジャン=ピエール・メルヴィル、原作・脚
本:ジャン・コクトー、出演:ニコール・ステファーヌ、エドアール・デルミ、ル
ネ・コジマ、ジャック・ベルナール。萩尾望都のマンガもあります。