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ザ・ロング・ロード

価格: ¥2,548
カテゴリ: CD
ブランド: ロードランナー・ジャパン
Amazon.co.jpで確認
   マルチ・プラチナアルバムとなる大成功を収めた前作に続くアルバムを制作するのは決してたやすいことではない。だが、カナダ出身のバンド、ニッケルバックのこの最新作が、数百万枚のセールスを上げた『Silver Side Up』に匹敵するセールスを上げるのはまちがいないようだ。

   本作の音楽的路線は、前作とほぼ同じだ。飾り気のない、まさにラジオ受けするグランジ・ミュージックが、絶妙にドラマチックなサウンドをバックに、チャド・クルーガーの力強く、ますます信頼感を増すヴォーカルを支えている。パンチのあるアップテンポなオープニング曲「Flat on the Floor」は別として、スタッカートを効かせたタフな「Because of You」、オアシスを思わせる「Figured You Out」で、バンドはソフトロックのアンセムをひたすら聴かせてくれる(ソフトと言っても、2003年の細分化されたジャンル分けの基準で言えばの話だ)。

   本作での唯一の変化は、クルーガーの詩が描く対象だ。2000年の『The State』では、田舎町で暮らすフラストレーションをさらけだしていたが、本作では、メンバー間の緊張を限界まで張りつめさせ、破壊的な薬物乱用を引き起こす過酷なツアー・スケジュールに苦しんでいる。つまり、容赦ないほどに分析的なクルーガーが、その視点をスーパーマーケットへのお出かけから、憎悪と自己批判に満ちた騒乱に変えようとしていることを感じずにいられない。

   ニッケルバックは、『Silver Side Up』のファンが喜ぶアルバムをまたしても届けてくれたのだ。(Dominic Wills, Amazon.com)

個人的には最高傑作 ★★★★★
音はのちの2作より確実に重く、バラードらしいバラードも”SOMEDAY”くらいしかないため、一般受けしないのでしょうか?

最近のバラード偏重なニッケルバックよりも、明らかにロックバンドとしての荒々しさがこのアルバムにはあるように思います
Flat On The FloorやAnothe Hole in My Headの疾走感
Too Damn Goodの広がりある曲展開
Throw Yourself Awayのうねるようなヘヴィネス
至高のバラードSomeday
そのほかの曲も粒ぞろい、とても統一感あるいいアルバムだと思うのですが…
初めて聞いた時は疲れも忘れて聞き入りましたよ

どうも最近のNickelbackは…悪くはないんですがヘヴィな曲はいまいちだし、バラードはなんか狙いすぎのように聞こえてしまいます

次はもっとスタジアムを沸かせるような曲を!ヘヴィに!作ってほしいです
そしてSomeday級のバラードも!
できればセルフプロデュースで!(笑)
someday!! ★★★★☆
アメリカで偶然かれらのライブを見たのがニッケルバック初体験だった。
その時隣のアメリカ人が「日本では知名度低いかもしれないけど、彼らはすごく人気があるのよ!」と言っていた言葉の意味がわかる気がする。
幸か不幸か最初に生の彼らを見てしまったので、後からCDを買って「彼らの歴史を追いかける」格好になってしまったけれど。

さて名曲SOMEDAYはもちろんのこと、1・5・6・7・8・9とかなり気に入ってます。
SILVER〜が売れに売れた後でも、あまりプレシャーや気負いが感じられずすでに彼らのサウンドが確立されている自信すら感じますね。

HR・HMバンドがたくさんあるけれど、こうしてたくさんの人に聞いてもらったり支持される理由のひとつに「パワーバラード」があるからかなと思う。
私が女性だからそう思うのかな?

泣けてくる‥ ★★★★☆
三曲目のSOMEDAYは改心の出来だと思います。心打たれる。歌詞を見ながら聞くと意味もなく涙が流れてきました。アクの強いヴォーカルの声がとても似合うパワーバラードですね。
ただ、その他の曲を聞くと、もうちょっと個性を出してもいいかなと思います。正直、お?と耳に止まるような曲が少なかった。いい意味で、こいつらヤバイって思えるような曲を聞いてみたい。
早く聴いていればよかったな…。 ★★★★★
オルタナティブ・ロックがあまり好きではなかった俺は「どうせ、大した事ないんだろうな〜」と思っていました。試しに借りて聴いた瞬間、衝撃を受けました。
曲が格好いいです。また、バラードもいいですよ。特に3曲目の“サムデイ”は。ヴォーカルのチャドは叫んだり喚いたりの声ではなく普通に歌っています! 声が渋すぎです。男のロックって感じですね。映画サントラでよく起用され人気があるのも分かるような気がします。音程はオルタナっぽいですがニッケルバックはオルタナではなくヘヴィ・ロックです。6曲目はパンテラっぽい音程です。モダン・ヘヴィネス系に入ってしまいますが誰でも聴けます。ヤング・メタルマニアには受けそうな感じです。また、オールド・メタルマニアの方も一回でいいから聴いてください。因みに俺はニッケルバックを早く聴かなかったばかりにとても後悔しました。俺の好きな曲は4曲目です。
鉄! ★★★☆☆
ノリノリの1.「flat on〜」に始まり、名バラードの3.「someday
」、激しいギターリフが度肝を抜く6.「because of you」など凝縮された内容を誇るnickelbackのサードアルバム。初めて聴いたときは大ヒットした前作の印象が吹っ飛ぶほどの切れ味を魅せてくれたのだが、熱情はすぐに冷めてしまう。親しみやすさに飽きがきて、棚の奥に眠らせたまま、再び手に取るのを躊躇してしまう。「silver side up」でダイヤモンドディスクを獲得しながらも、成功に拘泥せず、よりハードに自分たちのロックスタイルを追求しようとする姿勢に共感はできるのだが、足が地に付いていず、熱意が空回りしている体は否めない。しかしこれは彼らにとってより自分たちの作りたい音楽を創造するための生みの苦しみなのだ。新しい展望が開け、いまだ中腹から仰ぐ視線の先には本当に求めている世界を捉えているのだろう。他のアルバムを手に取るのを躊躇するほどの危うい作品を作って欲しい。間違いなく彼らにその実力はあるのだから。