とても良い本です。
★★★★☆
この本は、内容的にとても良い本ですが。新入社員が読んでそのまま真似するような本ではありません。その意味で星4つにしました。1つは、松本さんぐらいの人になると普通おごった風になり、本もそういう雰囲気になります。ただ松本さんの人柄がよく、超人的な事も普通のように書かれているので、それを間にうけても難しい部分があります。自分と松本さんの違い、自分の業界と金融業界の違いを踏まえた上で読むぶんには、とても良い本だと思います。
やさしくわかりやすい
★★★★★
さっと読めますし、とてもためになります。割引率を考慮した仕事の完成度、など金融マンらしい仕事観もありユニークな本です。あまり議論になるような尖った内容ではありませんし、苦労自慢のようなイヤミもありません。とても自然体で好感のもてる本です。コミュニケーションとは目的をもって話すこと、とか、大量の情報に接することにより立ち位置を安定させる、という考え方など印象に残りました。
ひと味違う経営者
★★★★★
あと半年待てば、数十億という上場報酬を得られるにも関
わらず会社を辞めて独立した。
このことを本書で松本氏は、時間(独立のタイミング)と、
クレディビリティ(信義・信頼・信用)の方がお金より大事
だったからと語る。
元ゴールドマン・サックスという経歴や、仕事術というタイトルから
ビジネスのハウツー本を想像してしまうが、冒頭の『自戒の意をこめて』
という言葉通り、非常に謙虚な語り口で、押し付けがましいところがなく、
文中から氏のビジネスに対する真摯な姿勢を感じる一冊でした。
一味違う
★★★★★
自己啓発本や仕事術の本をよく読むが、発想が一味違う感じがした。外資系企業での実力主義の場で自分なりに会得したものだろう。自ら書きながらも、日々反省をしながら実践を続けている様子。
「飲みにケーションの後に、しらふな状態でフォローを行う。」などは斬新なことではないが。。。確かにやってないと思う人も多いはず。
「もっと将来を見据えて、将来の価値を現在価値に引き直した上で、物事の判断を下す。」等は、投資判断等で使うディカウントレート(割引率)をイメージしており、普通思いつかない。
判断スピードを上げて時間を作るなどは、量をこなして仕事能力を上げて時間を作ることであり、逆転の発想。実は、皆意識せずにやっていることではあるが。本書にある、その他のキーワードは「クレディビリッティ」「エクスキューション」「エクイティー・バリュー」「バリュー・パー・タイム」「エセー」「ゴールセッティング」など横文字が多いが、分かりやすく書いてある。
自らの仕事方法を変えるパラダイムシフトのキッカケになる言葉かもしれない。
文章が読みやすく分かりやすい。仕事術を読むならお薦めです。
★★★★★
「仕事術」と名のついた本は沢山ある。どれを読もうかと本屋で右往左往した場合に覚えておいて損はない本をご紹介します。
この本は、マネックス証券CEO 松本大氏の仕事に関しての考え方などが書かれている書籍。
お薦めしたい理由としましては、松本氏の文章は非常に読みやすく、上手いことにあります。経営者の方が書くと、専門ではないので、言いたいことが分かりにくかったりするものがあります。この本は読者の立場に立ち書かれており、非常に丁寧かつ分かりやすい。
とても興味をもち、松本氏のブログを拝見。やはりとても上手く、面白いものでした。