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仕事の報酬とは何か (PHP文庫)

価格: ¥500
カテゴリ: 文庫
ブランド: PHP研究所
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田坂氏の著書にしては大変具体的 ★★★★★
 仕事の報酬とは何でしょう?「給料や収入」と答えるなら、この本的にはアウトです。

 田坂氏の考える仕事の報酬とは、能力・仕事・成長です。ここで共感できない場合は、今後とも給料を求めて苦役としての仕事をすることになるかもしれません。

1.能力:仕事をすることにより腕を磨くことができます。そのためには、良き師匠を見つけ、「狭き門」より入りましょう。
2.仕事:良い仕事をしたな。Good Job!. これが最高の報酬です。仕事で顧客に提供するのは、商品やソリューションではありません。仲間との「共同作品」と考えましょう。
3.成長:能力を身につけ、仕事を残すと、人間を高めることができます。そして最終的にはマネージャ・経営者を引き受け、部下の人間集団の心と対峙するのです。

 この3つの報酬を得て生涯を終えるとき、後ろを振り返りましょう。そこに見える何かが、決して失われることのない最高の報酬となると主張しています。涙が出そうです。
 何が見えるのでしょうか。答えは本を読んでください。
見えない報酬の存在 ★★★☆☆
本質を突こうそ試みた一冊、
仕事の報酬は金銭と地位のみにあらず、これらが目に見えるものだとするならば目に見えないもの、ここで筆者が説く1、能力 2、仕事 3、成長
というものが得られるそうだ。あと師匠の存在に重きを置いている点が意外でした、加えて日々の反省、その反省の試行錯誤を次回に生かすことで成長できるというのである。こんなことはある種当たり前のことですがするとしないとでは雲泥の差。関心事項なだけにもう少し掘り下げてほしかったです。
心に響きます ★★★★★
「なぜ、そんなに一生懸命、働いてくれるのか?」
この問いに、社員は、どう答えてくれるのであろう。どきどきする。

自分は、社員に対して人生にとって大切な報酬を与えているだろうか?
目に見えない報酬を与えられているだろうか?

彼らの大切な時間、大切な人生を、会社に投資してくれているのであるから、この答えに是非こう答えてほしい。
「ええこの会社では、大切なものが得られますから!」と。

こんな言葉が返ってくるような経営をしたい、と心に響きました。
独特な「書籍講話」で語りかけてきます ★★★★☆
 この本は詩が書かれているのかと思うほど、大きな活字で短いセンテンスを連ねて書かれています。著者はそれを「書籍講話」スタイルと呼んでいます。確かに読んでみると、著者から読者へ、ひと言ひと言丁寧に語りかけています。「仕事の報酬」は、「結果として与えられる報酬」である「収入」や「地位」ではなく、「自ら求めて得るべき報酬」であり、それは「目に見えない報酬」であると。それは、「能力」、「仕事」、「成長」であると。その「講話」に引き込まれ、一時間もかからず一気に読み終えました。何か思うことがあるときに、何か大切なことを忘れてしまったときに、読み直してみたい本です。
あなたは「師匠」に出会いましたか ★★★★★
仕事に疲れ果ててしまったとき、目的を見失いそうになったとき、
初心を思い出させてくれる本です。

また田坂広志さんという師匠から本書を通じて「仕事」の本質を教えていただきました。

実務は現場の「師匠」から学ばせていただこうと思います。

そうした謙虚な気持ちをも思い出させてくれる本です。