捨て曲ないけど、そつなく纏まり過ぎて興奮しないんだよね。ジャケ写にも勢い無いしね。

でも、全世界にスコーピオンズを知らしめたアルバムだけに文句言えないかな?

このアルバムはジャケットも結構好きです。
それほどアーティスティックではないけれども、鍵穴の向こうから何かを覗いている風のジャケットの背面が特に好きですね。表は、鍵でドアを開錠もしくは施錠している図ですよね。

Tease Me Please Me のイントロからのリフ。To Be With You In Heaven の伸びのある、クラウスのボーカル。Wind Of Change　口笛バラード。Crazy World分厚いコーラスと、ルドルフの最高のギターリフ。スコーピオンズの中でも上出来なアルバムの一つですね。

むか～し…「～ハリケーン」という（～の部分を忘れてしまった）
曲をラジオで聴いて「おっ！格好良い！」と思いながらも
その後、ずっと聴く機会がなかったのですが
例の東西ドイツの終焉の際に良く４曲目がテーマソングで流れていて
（何故なのかは、このアルバムを買って歌詞見るまで
分からなかった訳なんですが…）興味を持ち購入してみました。

とても良いアルバムだと思います。
全体的には、大人びて落ち着いた感じのハードロックモノ
だと思います。個人的に２曲目と１０曲目のハードでポップな
ナンバーがお気に入りです。

ヴォーカルのクラウス・マイネさんというお方は
歌ウマイし、どんなタイプの曲でもバッチリ歌い上げてくれる
ので安心して聴いていられます。

結構、オススメです。

キースオルセンをプロデューサーに迎えたアルバム。１つ１つの楽曲の完成度が高い。そのうえヒットポテンシャルの高い楽曲がたくさんつまっており充実した中身。その理由は外部ライターを導入したからで、バンドがサバイバルするにはいたしかたないわけで。『マンネリ打破』するのは容易なことではない。このアルバムはスコーピオンズにとって９０年代のピークになってしまった。アメリカンマーケット向けの商品が見事に成功した実例。からっとかわいたメタルです。
　　　１０点中１０点

「DON'T BELIEVE HER」「TO BE WITH YOU IN HEAVEN」といった名曲を収録し、80年代中期以降のSCORPIONSの作品では最もハードなアルバム。このバンドらしい哀愁を感じさせるメロディの中にキャッチーな要素が盛り込まれ、へヴィメタル初心者の人もすんなりとSCORPIONSの世界に入り込めるのではないだろうか。バラード「WIND OF CHANGE」は全米TOP10入りのヒット曲。