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ヨーコ・オノ 人と作品

価格: ¥2,310
カテゴリ: 単行本
ブランド: 水声社
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大和撫子 ★★★★☆
世界で最も有名な日本人はといったら、その筆頭に彼女は挙がる。
「キリスト」より有名(!)であったビートルズの最盛期に彼女はジョンレノンと出会い
結婚する。
彼女はバッシングにもめげず自分のいき方を貫いてきた。

ジョンと結婚した頃の彼女のインタビュー(海外の番組だったが)を見たとき
まず感じたのは言葉の優しさである。
どんなに突拍子もない事、アバンギャルドな行動をしても
彼女の育ちのよさ、と、根底の母性的な包容力が話し方を通じて伝わってきた。
その心地よい言葉のトーンにもジョンは惹かれたのではないか、私はそう思っている。

彼女のアーティストとしての面はあまりかたられることはないが、この本を通じて
ジョンレノンの妻ではなくアーティストオノヨーコの一面を見ることができた。

彼女はたおやかなおとなしいステレオタイプの日本人女性ではないかもしれない。
しかし、芯の強さ、そしてたおやかな内面からでてくる優美な美しさ、(異論があるかもしれないが)
それはまさしく大和撫子である。
素直に素敵な女性だと思う。
「私はただ私でありたい」 ★★★★★
本を読んで感じたのは、彼女が人並み外れたエネルギーの持ち主であること、そして、彼女のアートが「コミュニケーションすること」「メッセージを送ること」をベースにしていること、平和活動にも熱心で「芸術家の仕事は社会の価値を変えること」と信じていること、非常に母性的で女性らしい面をもち、偏見に対して傷ついてきた繊細な人であること、などだ。
戦前に生まれた女性として珍しいような自由な発想、男女関係も含めてタブーや常識にとらわれない生き方は、当時の一般的な日本人とはスケールが違う。そのせいか、レノンとのスキャンダルもあって、彼女のアートは長く日本で評価されなかったという。一方、欧米では解散の原因になったとビートルズファンに非難され、長く偏見の対象となってきた。魔女的に見る人も多かったらしい。そのことでは傷ついてきたと、本人が以下のように書いている。
「空の美しさにかなうアートなんてあるのだろうか。私はただ私でありたい、と思って暮らしてきただけだ。その私であることが、そんなに怒りをうけるのだったら、人間社会は怖い」。
レノンの死後、彼女のアートは国際的な評価を受け、今も精力的に活動されているという。これから彼女の作品や活動に注目していきたいと思う。
芸術家の存在する意味 ★★★★★
 なぜジョン・レノンがオノ・ヨウコをあれ程までに愛したのか?
その理由がこの本を読めば理解できると思います。
そして彼女が、個人の心に効果的に働きがける作品を生み出す優れた作家であるということがわかります。
反面、作品は観るものに想像させることによって成り立つ芸術であり、難解な前衛芸術であるため分かりやすいとは言えません。
この本が彼女の素晴らしいメッセージをより理解でき、受け取ることのできる土台となることは間違いないと思います。
YES ★★★★☆
私は今19歳で、オノヨーコについて知っていることなんてたかが知れていました。でも、彼女が芸術家であることは知っていて、作品に大変興味がありました。でもなぜか日本では彼女の名前やジョンレノンの奥さんばかりがめだっていて、どちらかというとあまり良いイメージがついていません。あたしはビートルズの歌をまともに聞いたことはないけれど、この本を読んで、オノヨーコが世界のヒーローと結婚できたラッキーな女性ではなく、実はジョンのほうが彼女と知り合えて、愛し合うことができた幸運な男だったとおもいます。すごいかっこいい芸術家だと思います。