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グレープフルーツ・ジュース (講談社文庫)

価格: ¥680
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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なんてね ★★★★☆
なぜかここに辿りついてる。変な感じ。

ビートルズやジョンのソロについて、僕はあまりよく理解していないほうの人間だし、音楽的に面白いと思ったことは、今まで一度もなかった。

オノ・ヨーコについては、以前の日記でも書いたけど、「ダブル・ファンタジー」での何曲かを聴いて、ヤバい女というイメージだけが染みついていた。

それから、先日たまたまHMVの閉店セールで80%オフで買った「between my head and the sky」を聴いて、ビートルズを含めての関連するものの中で、初めて音楽的に楽しめる作品に出会った。それは息子のショーンやチボマットやコーネリアスという強力な音楽システムを得て、初めてオノヨーコの言葉に、自分が耳を傾けたということだろうが…

さて、「クレープフルーツ」。こんな本を書いていたことすら知らなかったのだけど、何でもジョンが「イマジン」を作るインスピレーションとなった本らしい。その本を編集して、写真をつけたのが「「グレープフルーツジュース」。

「between my head and the sky」でも感じたのだけど、誰もが知っていているのに、誰もが言わない単純な言葉を、あるタイミングで突きつけるのがオノヨーコのテクニックというか、才能だろう。アルバムのライナーの最後に「夢をもとう!」なんて書く技。ずれているようなズバリなようなそんな奇妙な感覚。

「グレープフルーツジュース」もそう。
命令形なのに、命令でないような命令。
「石を空に投げなさい。戻ってこないくらい高く」
「一本の線を引きなさい。その線を消しゴムで消しなさい」
こんな具合に、突飛で奇妙なのに、かなりの普遍性というのが、やはりここにも存在している。

最後の命令はこうだ
「この本を燃やしなさい。読み終えたら」
狙いが鋭すぎて、少し嫌になる。
そんなわけで、オノヨーコまだまだ謎に満ちている。
バッグに入れておきたい本 ★★★★★
オノ・ヨーコさんと33人の写真家のコラボが実現しました。
とっても不思議で、とってもオシャレな写真集です。
本の中から、ジョン・レノンの「ウーマン」が流れてきそう・・・。
いつもバッグの中に入れておきたい一冊です。
とにかく読んでみてください ★★★★★
とにかく読んでみてください。文字を追うだけなら、一冊読み終えるのには数分もかからないでしょう。でもそれを十時間、千時間、一万時間、にするかどうかは、あなた次第です。本を開いた後は、この本がどんな本かなんて、「あなた」という受け手側の問題だからです。
親父曰く「何故?あのヨーコが?…」 ★★★★★
この本、ほかの人々のレビューで語り尽くされた感じなので、30年程前に俺の親父が夕食時、ボソッと言ったことを書き込んでおく「何故、あのヨーコが、ビートルズの低俗なチンピラなんかと…」当時、既にジョンのマニアであった高一の俺は、昭和一桁生まれの親父がその名を口にしたことに、又、世界中のビートルズ・マニアの多くが憂いている事と逆の言葉を発した事に「へェッ?!」と不用意な声を出してしまった。………親父は地方の大学で英文学の研究をしていたのだが、「その道では、“二人のヨーコ”のひとりとして日本人の女流英文詩人の草分け的存在なのだ」と語っていた。多分に洩れず俺は、ヨーコ・オノについて「ジョンにへばりついて、奇声を発したり、怪しげな事をやらかすクドイ顔のタレヂチおばさん」という認識だったのだが、その事を境に“ヨーコ・オノ”に対しニュートラルな捉えかたができる様になり、ビートルズの後期以降のヨーコをヒロインとする楽曲を楽しめるようになった。………しかし、当時、自分を含む多くのビートルズファンがこの本を手に入れていたなら…もっと彼女を敬意をもって受け入れる事が出来たに違いない。………『グレープフルーツ』のオリジナルは、掲載作品は多いが、写真もなく素っ気なく敷居が高いので、本書を誰でも楽しめるように編集、翻訳した、南風椎氏の功績は大きい。願わくばハードカバー版を復活させて欲しい!誰かにプレゼントしたい本のBest3の一つ!!本当に美しい内容だ!
素敵な時間 ★★★★★
素敵な時間をもたらしてくれました。
かしこまって読み始めたものの、そこに身をゆだねてみると、
何か自分の中で変化が起こってくるような感覚。
手を差し伸べてくれるわけでも支えになってくれるわけでもないのだけど、
読みながら、いつもとは違うドアや自分自身へのドアをあけていくような快感。
素敵な本ですね。

私も捨てられてません。
自分でドアを見つけられるようになったら捨てられるかな、
と思いました。