自分の絵に違和感を感じる人にはお薦めです
★★★★☆
私がこの本と出合うきっかけになったのは、『自分の絵がどうもゆがんでいて、どうしたらいいかわからない』とブログに書いたところ、ブログ友達から「少しパースの勉強をしてみたら」と言うコメントをいただきました。
なにか難しそうだけど・・・と思いながら本屋さんでパースの本を探しました。この本のタイトルには『パース』という言葉は書いてありませんが、ぱらぱらっと見ると、どうやらパースのことについて書いてあるようでした。
とても分かりやすく、建築や絵の素人でも理解できる内容でした。 その上、絵を描くときに重要なパースの知識が、実はポイントさえ抑えれば、ほんのいくつかしかないことも分かりました。
おかげで、その後描くうちに、『とても正確なデッサンを描くね』と言われたりもしました。
絵を描くということは、パースを正確に描くということではありませんが、心得て描くことは必要なことです。そのような意味からも、初心者の方や、ご自分の絵の形に違和感を覚える方には、とても役に立つ本だと思います。
超初心者向けですが安いので★4
★★★★☆
やはりタイトルから推察出来るように、さあこれから絵を描くぞ、
と思い立った超初心者向けの本でしょう。大きな図が多くて文章
は平易で読み易いです。
離れると小さく見える、等の超基礎的な事柄に総ページの三分の一
を割いて懇切丁寧に説明しています。
ただ、二章に建築パースを扱う部分がわずかにあり、噛み砕いて
くれてはいるが、どうしても急に難度が上がる感は否めません。
年少者なら投げ出すかも。もう少しやりようはなかったかな。
三章では実際の工程を図と文で説明しています。
得るものはそれなりにありますが、説明は良くいえば
とっつき易い、悪くいえばアバウト。何より三章のページ数が薄い。
(初心者に余計な情報や先入観を与えない配慮でしょうが)
値段を考慮すれば★4、値段を考慮しなければ★3というところです。