収録されている動物は、ウマ、ネコ、イヌ、ゾウ、カバ、キリン、シマウマ、ライオン、トラ、チーター、サル、クマ、オオカミ、リス、ウサギ、モルモット、鳥類、魚類、両生類、爬虫類などです。漫画などでよく使われるイヌ、ネコ、ウマなどのコマは沢山あります。ですが、爬虫類、魚類、ウサギ等はコマが非常に少ないです。イグアナは、横から撮った写真が二コマしか収録されておらず、これだけではイグアナ全体の形を把握するのは困難だと思います。
動物の形を把握する手助けとなる骨格図も、イヌ、ウマ、チンパンジーしか収録されておらず中途半端な気がしてなりません。骨格図は、チンパンジーは二方向の骨格模型写真が収録されているの!ですが、イヌ、ウマは真横からのお粗末なイラストのみです。
動物の形をちゃんと把握したい方は、別に動物の解剖学書を購入される事をおすすめします。
あと全体的に「おとなしめ」の動きなのが残念でした。ライオンやトラは獲物を捕らえる時の野性的な荒々しい動きも収録して欲しかったです。動物園で飼い慣らされた動物達という印象を受けました。(動物園で撮影されたようなので仕方ないといえば仕方ないのでしょうが・・・・)
でも各動物の基本的な動きが、小さいながらも比較的綺麗なカラー写真のコマで収録されているので、解剖学書などとあわせて使用したらそれなりに役に立つ本だと思います。