インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

本田靖春---「戦後」を追い続けたジャーナリスト (文藝別冊)

価格: ¥1,200
カテゴリ: 単行本
ブランド: 河出書房新社
Amazon.co.jpで確認
ノンフィクション冬の時代だからこそ…… ★★★★★
文芸……とくに「ノンフィクション本」が売れないという。
それは「時代」だけではなく、書き手にも原因があるのかも知れない。

……そんなことを、本田靖春を読むたびに思う。
ノンフィクションとは、書き手の全人格を投入して出来上がるものであろう。
本田靖春は、そのような書き手の代表だった。

このムックは、本田靖春以降のノンフィクション作家、ジャーナリストらの
エッセイや対談で構成される。
とくに冒頭の、佐野眞一/吉見俊哉の対談は出色。

「戦後」を追い続けたジャーナリスト、という位置づけは、
非常に納得のできるものだ。

また魚住昭と元木昌彦の対談も、本田靖春の核心に迫って、読ませる。
それぞれ短いが、
単行本未収録作品が掲載されているところも、魅力である。