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王子と乞食 (岩波文庫 赤 311-2)

価格: ¥819
カテゴリ: 文庫
ブランド: 岩波書店
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王子と乞食。 ★★★★☆
貧しい生活のトムは、
本などの影響で王子に憧れていた。

遠くからでも、
憧れの王子を一目見たかったトムは、
王宮へ・・・。

運良く王子と対面ができ、
二人は意気投合。

外見がそっくりなことに気付いた二人は、
遊びで入れ替わったのだが・・・。


先の展開が気になり、
序盤は文句無くおもしろかったです。

中盤から終盤にかけては、
もっとページ数を減らして、
シンプルにして良かったような気がします。

ちょっと中だるみをしているように感じました。

ラストの展開などは良かっただけに悔やまれます。

入れ替わった後の王子の振る舞いは、
痛々しいのですが、
それが落差を際立たせており、
良かったです。

全体の評価としては、星4つです。
5★16世紀イギリスが立体的にイメージできた ★★★★★
 まず極端な組合せに目を引いて手に取った。この「落差」のインパクト
と言えば、「セーラー服と機関銃」「美女と野獣」等が思い浮かぶ。
 こうゆう話は、奇抜なインパクトと現実味のある構成をいかに両立
させるか?いかに読者をスムーズにその世界に引き込むか、が肝だけど。
マーク爺さんは、見事にそれを物語として成功させている。

 王子の視点と乞食の視点はもちろんだけど。途中から没落貴族の視点
も入ってくる。理不尽に地位を奪われた?ジレンマは二重構造になっており
非常に面白い。3つの視点を巧くからめて、一つの物語として描かれており
当時のイギリスが立体的にイメージできた。
「手の平・くるみ・イス」等の伏線サインも、わかり易く瞬時に状況が読めた。

だから読み易く、無理なく世界に入り込めた。

ボロ姿で、王子は没落貴族にのたまう、
「そう気にかけるな、自分の権利を認められずに悲しんでいるのは
そちばかりじゃない。仲間があるぞ」続けて224ページ

「余はそちを疑いはせぬ」
「そちは余を疑うのか?」

互いを大切に思いやる気持ちでは通じているが、本質的なところでは、
理解がズレている。ココにこの物語のギャップの妙が、凝縮されてる。
はたして二人の理解は…結末までに一致するのか?それは読めば分かる。
入れ替わり ★★★★☆
 恵まれた王子と貧しい乞食が入れ替わる.王子は市井の人の生活(あるいはそれ以下のもの)を実感し,乞食は王宮での生活をびくびくしながらも次第に楽しむようになってくる.
 そうこうしている内に乞食が野心を持ち王子を亡き者に・・・とはならないところに,この物語の良心がある.古典作品ながら難解さは微塵も無い.読みやすい一冊.
読みやすいです。 ★★★★☆
 非常に読みやすかったです。ひょんなことから王子と乞食の子供が入れ替わってしまうのですが、それによって起こるドタバタ劇といったところでしょうか。外の暮らし(庶民の過酷な暮らし)を知り、その貴重な体験によって、王子が慈悲深い王に成長する過程が大変美しかったです。
 外国の古典にありがちな難解さはあまりありません。おすすめですよ。