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暗黒街の弾痕 [DVD] FRT-309

価格: ¥500
カテゴリ: DVD
ブランド: フジデン
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名作? ★★★★☆
名作とは知らず
誰も知らない作品を求めて観たのだけれど・・・

面白かったです。
ヒロインのけなげさがいい。
蛙のエピソードが泣かせる。

ただ・・・暗黒街の弾痕?何それ。
ぜんぜんそんなタイトルのような映画じゃないです。
不幸にして犯罪の道から逃れられなくなった男と彼を信じようとする女の物語です。

名作と言われるほどの価値は感じませんでしたがいい映画です。
4・4★くらいオススメします!
ヘンリー・フォンダ 悪の香り ★★★★★
客の顔に疑念を抱いて犯罪者年鑑に手を伸ばすモーテルの主人・・・
強盗の仕業に見せかけて小金をちょろまかすスタンド店員・・・

本作の登場人物はおしなべて他人に不信感を抱いている。
主役の一人であるヘンリー・フォンダもその例外ではない(ここがラングのエラいところ)。
クビを宣告された上司をカッとなって殴り飛ばし、自らの死刑執行を渇望する群衆に向かって罵声を浴びせる彼もまた、世の中が善意で成り立っているのではないことを知っている。
「シャバはおそろしい・・・良い人ばかりなら刑務所はいらないですよ」
3年の刑期を終えて出所する際にフォンダが呟くこのセリフに、ラングの世界観は要約されている。
そんな中にあって、特権的に善意を与えられているのが「死刑囚フォンダ」の介添え役を務める神父と、もう一人の主役であるシルヴィア・シドニーだが、この二人がどんな結末を迎えるかは・・・ご自分でお確かめください。

手書き文字風の字幕は文句なし、画質も良好、サウンドトラックにやや難ありですが、気になるほどのことでもないと思われます。
徹底的に様式化されたルックもお見事。
何度観ても完璧な一本。
ノワールの無常観 ★★★★★
この原題「YOU ONLY LIVE ONCE」は後に007ジェームス・ボンド・シリーズがその本編の殆どを日本で撮影した一作「007は二度死ぬ=YOU ONLY LIVE TWICE」へと援用され、また邦題「暗黒街の弾痕」は東宝が加山雄三を売り出すため岡本喜八で撮った一本にそのまま流用された。ただどちらもそのタイトル以外に本作との共通点は無い。
一方、若い無実の二人が悲劇の結末へ突き進むというモチーフはスティーブン・スピルバーグの劇場デビュー作「続・激突・カージャック」や、最近ではトーマス・ヤーンの「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」をマイケル・アリアスが長瀬智也主演でリメイクした「ヘブンズ・ドア」に至るまで繰り返し用いられ、フリッツ・ラングの映画としては、あの「メトロポリス」でカリカチュアライズされた恐るべき未来社会とともに一種定型と化してたひとつといえる。
しかし本作の白眉は、スモーク、ライティング、動く影、新聞やテレックスといった当時サイレントからトーキーへの過渡期の字幕にかわるものの使い方、そして大胆な省略が齎すスピーディな物語展開といった後にノワール映画とよばれるジャンルがもつタイトなスタイルのショーケースとしてであり、そのスタイルの確立者、つまり映画史そのものの一人としてラングが見せ付けた天才の芸術そのものにこうして気安く触れられること、そしてどう転んでも「死」と「破滅」以外の結末以外受け付けないことで70分強という短い尺に人生そのものを詰め込んだ究極のドラマを語るナラティブそのものだった。
なかかでもフォンダが刑務所から脱走するシーン、開いた扉の先の光芒が実は何にもつながらないことを平板で奥行きのないショットで暗示する極めて宗教的な映像こそ、おそらく後の作家がどう逆立ちしても真似のできなかった恐るべき映像として末代まで語り継がれるのは当然である。
ラングのメロドラマの代表作にして、アメリカ時代のラングの最高傑作の誉れ高い名作!!!  ★★★★★
知る人ぞ知るこの名作、見所については、本作をこよなく愛しておられた故淀川長治氏の解説が見事で一読の価値がありますが、それはさておき、ともかく誰が観てもこの作品の素晴らしさはわかると思います。原題は Man lives only once で、確か淀川氏は『我が命つきるまで』としておられましたが、当然こちらの方が内容に相応しいでしょう。モデルは後のアメリカン・ニューシネマのこれも名作『俺たちに明日はない』で有名な「ボニーとクライド」だそうですが、本作の方は更正し、誠実に生きようとするものの、社会の偏見と悪意によって追いつめられていく若い二人の悲劇です。特に胸を打たれるのは、華奢で可憐なヒロインのシルヴィア・シドニーの悲劇です。幸せ一杯の新しい出発から、一転して追いつめられ、ずたずたになってやつれていく姿が哀しく、切ないです。そして最後の数分間、狙撃手のスコープに映る主人公の姿は十字架のように見えるように演出されているとのことですが、これは映画史に残る名シーンです!