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ブッダ―大人になる道 (ちくまプリマー新書)

価格: ¥798
カテゴリ: 新書
ブランド: 筑摩書房
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「なぜ?」に対する説明が弱すぎる ★★☆☆☆
著者によると仏教とは「大人」になることを目指す
教えであり、「大人」になるとは

・固定観念から自由になる
・「自分」は実は存在しないことを知る
・人を嫌わない、愛情は行動で「買う」ものと知る etc...

ということらしい。これらはごく普通の道徳・倫理の範囲内
だし、否定はしないが、それがもしお釈迦様の教えなのであれば
「なぜ?」についての詳細な説明が必要だろう。
しかし本書ではそのあたりの説明が不十分というか子供だまし
のエピソードで誤魔化している。こんな説明で心底納得する
人間は少ないだろう。
本書は小中学生向けの講演をもとに作られているため、
仕方ないかもしれないが、本にするならもう少し説明を入れて
欲しかった。

また他宗教や哲学、科学を批判しているが、控えめな書きぶり
ではあるが、一方的で的はずれだと感じた。
理屈に毒された大人には解らない本 ★★☆☆☆
前半のブッダの生い立ちの件まではすんなりと読めたのですが、心とは何かというような件に入ったとたんに訳が分からなくなってきます。
訳が分からないので上手く書けませんが、初期仏教が合理的だということはこの文章ではよくわかりません。
これは違うこれも違うと書いて、じゃあどうなのと思って読み進めても明確な答えはなく、ぼんやりとしたよく解らないたとえ話でお茶を濁す。と言ったようなことの繰り返しです。
これはどこかの学校で行った授業を収録したものだそうで、『大人は西洋の考え方に毒されて素直さがなくなってるから子供には解ることも大人は解らない』と著者は言っていますが、そういう意味ではこれはれっきとした子供向けの本でしょう。
それと他のレビュアーの方もおっしゃっていますが、他の宗教や科学、哲学に対する批判が多く、それと比べて仏教とブッダがいかに完璧かという賞賛に終わるという流れは『仏教って一神教だったっけな?』という疑問すら生じさせます。そもそも他の存在を否定している時点で、仏教が目指す心の平安からどんどん遠ざかっていくことになるのでは?という疑問が生じます。
『私が思う、ゆえに正しい』というのは間違いだと著者は言っていますが、本当に著者がそう思っているとはこの本を読む限り思えません。
初期仏教について知りたいのならば、この著者の説明は理屈っぽくなった大人にはよくわからないと思うので、他の著者かこの著者のブッダの言葉をそのまま書いた本を読まれることをお勧めします。
わかりやすい ★★★★★
とてもわかりやすいです。
一人前の大人になる方法がきちんと書かれています。
ぜひ一度読んでください。
必ず幸せになれると思います。

仏教の入門書としても、最高の部類に入ると信じています。
合理的!実践的!テーラワーダ仏教 ★★★★★
 私たちは大人にならなければならない。大人とは人に依存しない生き方、自律した生き方である。しかし、世間を見渡して見るに「大人づら」をしたオトナがたくさんいる。子どもに注意をするどころか、「自分はどうなんですか」と言われる始末である。

 ブッダも、「髪の毛が白くなったからといって、目上の人だと思ってはいけない。それはただの老人です。道徳的に人格を磨いていないならば、目上ではない」とおっしゃっている。
オトナは自分を「大人」だと思っているが、仏教的立場から見てみれば、大人ではないようだ。オトナは固定観念で頭が凝り固まっていて、子どものような頭の柔軟性と「知り得る能力」を失っている。逆に、オトナは固定観念があるために問題の本質を見失う。

 そこで物事をもっとありのままに、合理的に見なければならない。その実践の一つとして因果法則、因縁論がある。ある問題は、その原因があるのだから、取り除いてしまえば問題は自ずと消える。ブッダは因果法則を4つの公式にし、すべての現象は以下に当てはめて解説できる、とした。
「aがあるからbがある」
「aがないからbがない」
「aが生じるからbが生じる」
「aが生じないからbが生じない」
2番目が証明されれば、1番目が成り立つことになり、4番目が証明されれば、3番目が成り立つことになる。この法則を自ら発見して、生命や苦しみなどに応用していくのが「一切を知った者」ブッダなのだそうだ。

 最後に智慧のある「大人」になるためにはとにかく質問をすることだ、とブッダも勧められている。スマナサーラ長老も学生の頃、先生を困らせるほど質問したそうだ。長老の明快さや合理的な語り口を見ればなるほど、と思わせられる。
 
 以上、本書で紹介される「テーラワーダ仏教」は神秘的なところが微塵もなく、合理的、実践的であることがわかる。なお、同長老の『怒らないこと』も実践的で非常に優れているので一読をお薦めしたい。
分かりやすさの一面的な浅さを感じます ★★☆☆☆
他宗派の批判が必ずしもあたっているとは思えません。
科学とは何かを本当に考えたことがあるのでしょうか。
本当の科学者は謙虚です。
哲学についての理解も疑問に思われます。

キリスト教を絶対者を信じろと命令する宗教としていますが、
新約聖書をまともに読んだことがあるのでしょうか?

正しいことを行うのが仏教と仰っていますが、
イデオロギー的な一面だけをとらえていうなら
ビルマで軍事政権が仏教国でありながら、
なぜのさばっているのでしょう。

かって、大乗仏教が小乗仏教と上座部仏教をけなしていたのと
同じようなことを上座部仏教が行ってしまうのではないかと心配です。